マンドリン音源の扱い方① 〜リミッターの活用 その1〜

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 18
にんじゃり

マンドリンを録音したけど、音がキンキンして長時間聴いていられない。

なんていう経験はありませんか?

もしくは、もうちょっと中低音のふくよかさがあればなぁ、など。

もちろん、プレイヤー側の問題もありますが、録音環境などの影響で、修正無しでは元素材の良さを再現できない場合がありますよね。

このシリーズではそんなお悩みを解決する方法をご紹介します。

 

教材は、これです。

マンドリンとマンドチェロの、録音したまんまの音源です。

このシリーズでは、これを料理していこうと思います。

 

以前、簡単に録音できる機材を紹介しました。

録音したデータはWAVなどの形式で保存されます。

WAVといえば、データ形式的にはCDと同程度の音質です。

もちろん、マイクや録音環境に依存するところは大きいですが、WAVを扱うのはプロもアマチュアも同じです。

 

でもプロはCDに収める前に、その音源を一工夫します。

雑音が一切ない、響きの良い会場で演奏し、ある程度距離を置いたところで、超ローノイズの高音質マイク・機材で録音した完璧な音源をそのままCDに収録する。

なんてことは、ほぼ非現実的ですので、実際には文明の力を借ります。

 

録音したWAVデータを加工して、より聴きやすい音に修正するのです。

元素材の良さを最大限に活かすための修正ということですね。

写真でも何でもそうですが、やりすぎると不自然になります。

それを前提に話をすすめます。

 

まず、最初に説明するのは、リミッターとコンプレッサーです。

よく似た機能ですが、違いがありますので、できるだけ簡単に説明します。

 

○ リミッター・・・ 設定値よりも音量が大きい場合、無条件に音量を設定値まで下げる。

○ コンプレッサー・・・ 音量圧縮のタイミング(発音から音量を下げるまでの時間)を調整できる。音量が小さい箇所の音量を大きくすることができる。

にんじゃり

例えば、上の画像のような波形があったとします。

波が大きければ大きい程、音量が大きくなります。

ここで、圧縮設定値を赤のラインに設定してリミッターをかけると、赤線からはみ出た部分だけが圧縮される形になります。

これがリミッターの仕組みです。

「出る杭は打つ!」ですね。

コンプレッサーはもうちょっと複雑な仕組みなので、今はちょっと置いておきます。

若干、説明がざっくりしすぎですが、最初はこれくらいにしておいたほうが良いでしょう。

 

マンドリンは、集音マイクが近い場合は特に、音がキンキンします。

原因の一つとして、音量差が大きすぎる、というものがあります。

スマホとかで録音した場合、自動的に内部のリミッター機能が働いて、大きい音が圧縮されることがあります。

でも、ある程度よい機材で録音した場合、原音どおりの音が録音されるため、マンドリン持ち前の音量差がそのままデータに反映されます。

ピッキング直後の、音量が突出した部分を少し均してあげよう、というわけですね。

ここで、リミッターが大活躍します。 

 

次回は、リミッターの使い方について、具体的に説明しようと思います。

 

[content_block id=580]

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

Translate »