2016弦楽器フェアのレポート

先週末は、2016弦楽器フェアで演奏させていただきました。

弦楽器フェアは、バイオリン、ギター、マンドリンなどの弦楽器メーカーさん・製作者さんが、それぞれの作品を展示される日本最大級のイベントです。

どの楽器も、製作者さんの想いが込められた素晴らしい作品で、その緻密な作りと華麗な音色に感動しました。

その空間にいるだけで色んな想像がふくらみ、贅沢な気分になりますね。

全然関係ないですが、往路で新幹線にパソコンを忘れるという失態をおかし、反省しました。

最近のパソコンは薄すぎて、座席前のポケットに入れてても違和感がないんですよね・・・。

でも、無事に戻ってくるあたり、日本の安全性に感謝です。

 

さて、今回ホールで演奏させていただいたのは写真の4台。

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右から、カラーチェ様、宮野様、小林茂様、笹川慶太様の楽器です。

見てわかるとおり、どれも丹精込めて作られた一級品です。

どれも素晴らしすぎて、優柔不断な私には、どれか一つを選んだりすることはできません。

やっぱり、それぞれに素敵な個性があって、本当にマンドリンって面白いです。

 

演奏した曲は、以下4曲。

 

夜想曲「星空」(R.カラーチェ)
雲を駆けるアンジェロ(石橋敬三)
アリア第4番・主題と変奏(G.レオーネ)
朝日ハノボル(石橋敬三)

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実は、1曲ずつ楽器を替えて弾いていく、というのは初めての経験でした。

正直をいうと、楽器は一本一本、弾き心地が異なるため、少し不安を感じていました。

それぞれの楽器に合わせ、自分の身体を微調整して対応しようと思っていました。

でも、弾いているうちに、それは間違いだという事に気づきました。

 

なんというか・・・、

楽器が合わせてくれるんです。

 

何も気にせず弾くのが正解だったのです。

自分が楽器に合わせようとしても、逆効果になる時さえありました。

それぞれの楽器の、柔軟性と可能性に、ステージ上で驚かされました。

 

展示会場では、ロッコーマンさんのブースにて、

各メーカー弦の音色や弾き心地の違いについて、解説させていただきました。

弦もそれぞれに個性があって面白いです。

基本的に優劣をつけるものではないと思います。

 

毎日同じ服を着る人はいません。

お店で服を試着するように、弦もいろいろなものを試してみると面白いです。

 

 

素敵な楽器に触れることができて、光栄でした。

弦楽器製作者協会の方々、製作者様、メーカー様、ご来場のお客様、本当にありがとうございました。

 

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