Optimaマンドリン弦値上げ。『平成の米騒動』の再来?

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 0
furikake_optima

 

Optima弦値上げについて、僕の頭の中の一人会議の結果を書きます。

結論:マンドリンを流行らせれば解決!

 

Optima弦の値上げ

最近、マンドリン弦の値段について論争がおこっていますね。

原因は、Optimaというドイツの弦メーカーのマンドリン弦の値上げです。

マンドリン弦だけでなく、マンドラ・マンドロンチェロ弦も同じように値上げです。

昨今の急劇な円安も原因の一つでしょう。

むしろ、今まで大幅な値上げも無くよく持ちこたえていた、とも考えられます。

 

しかし、弦楽器奏者にとって最大の消耗品・必需品である弦のことですからね。

まるで、お米の値段が1.5倍に上がるようなものです。

お米を食べないという選択肢がないように、弦を張らないという選択肢もないのです。

高くなったからといって、手に入れないわけにはいきません。

 

ここで、次のことを考える人も多いと思います。

『何も頑張ってOptimaを買わなくても、他の比較的安い弦で代用すれば・・・』

 

確かに、日本のマンドリニストが最も愛用しているのはOptimaです。

でも、世の中にはOptimaの弦しかないわけでもありません。

では、他の弦で良いんじゃないか・・・?!

 

平成の米騒動

かつて、1993年に平成米騒動という事件がおこりました。

記録的な冷夏のせいで深刻な米不足・・・、当然、全国のお米の値段が急騰した事件です。

その際、それまではあまり流通の無かった外国米、とりわけタイ米の輸入が活発になりました。

国産米に比べ格段に安いタイ米は、スーパーにたくさん並びました。

 

よし、これで解決・・・、と思いきや、やはり問題は価格以外のところにもあるわけです。

 

そもそも品種も形も味も違うタイ米、これまでずっと国産米を愛し続けた日本人の舌は受け付けなかったのです。

もちろん、調理法やメニューによっては、タイ米の長所が活かされる場合もありますが、それには各家庭の工夫が必要です。

すぐにタイ米に対応できるほど、日本の家庭の食習慣は歴史の浅いものではなかった、という事でしょう。

 

他メーカーはOptimaに取って替わるか?

結局、翌年には国産米生産量が回復したこともあり、タイ米は、その後深く日本市場に参入することはありませんでした。

それでは、今回のOptimaの場合はどうでしょうか。

価格が再度下がれば、当然この混乱は収まるでしょう。

 

では、今後も価格が下がらなかったら?

 

まずは、ある程度の割合のOptima愛用者が、他の弦を試すでしょう。

他の弦メーカーの製品が彼らの心を射止めれば、シェアバランスが変わるでしょう。

しかし、これまで大部分の日本人マンドリニストがOptimaを愛用していたのには、それ相応の原因があるわけです。

ひょっとすると、響きやタッチの違う他の弦を受け入れることができないかもしれません。

ちょうど、大部分の日本人の舌が、当時、外国米を受け入れられなかったように・・・。

その場合は、値段が多少高くとも、Optimaに戻ってくるでしょう。

 

しかし、1993年当時、外国米というジャンルは、選択肢が非常に少なかったことにも注目すべきです。

当時は外国米=タイ米といっても過言ではなかったですが、近年では、カリフォルニア米など、より国産米に食感の近いジャポニカ種が世界中で生産されています。

93年当時に外国米として輸入されたものの大部分が、このジャポニカ米だったとしたら、日本人はそれを受け入れていた可能性もあると考えられます。

 

未来予想

結局のところ、今後の国内マンドリニストの弦選択は、以下の二つにかかっていると考えます。

 

① 価格上昇デメリットを打ち消すだけのOptima弦の長所があるかどうか

② 従来のOptima愛用者と他メーカー弦との相性

 

 

Optimaが勝ち続ける未来がくる場合、その原因は、『やっぱりOptimaの音・タッチが最高!』という積極的理由かもしれません。

もしくは、『他メーカーの弦はどうにも馴染めない』『今までずっと使ってたし、他の弦を試すのは面倒だ』という消極的理由かもしれませんね。

 

今回の価格改訂の件については、飽くまで冷静に眺めるほうが良いと思います。

 

 

しかしやはり、個人的には、以下のシナリオを描いています。

“マンドリンが大流行して、ニーズが急激に拡大”

“弦もたくさん必要になる”

“大量供給により、弦の価格が下がる”

 

僕の夢の一部でもあります。

 

 

ちなみに、念のため、書いておきますが、今後Optimaが店頭から無くなることもないだろうし、optimaを買う人がいなくなることもないと思っています。

僕自身もOptimaユーザーをやめるつもりはありません。

今回の件は、弦選びを含め、各奏者のマンドリンの音へのコダワリを再認識するキッカケだと捉えています。

ただのチャンスです。

 

↓こちらも参考に。

(※弦の違いは録音した音だけではわかりません。実際の響きやタッチは実際に試してみないとわかりません。)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

Translate »