Mandolin Player Kzo Ishibashi

石橋敬三と楽しむマンドリンの世界

Author: kzo (page 3 of 16)

『作曲委嘱 無料』は実現できるのか

『委嘱料』の疑問

僕は、たまに作曲をお願いされることがあります。(ほんとたまにですが)

通常ですと、『委嘱料(作曲料)』を頂いて、対価としての成果物(作品)を納めることになります。

ですが、僕はこれについて、いつも心の中でモヤモヤしたものを感じるんです。

もちろん、自分が不満を抱いているというわけではないです。

ただ、仕組みとして、なんとなく合理的ではないような気がしていたのです。

それでは、なぜ合理的でないような気がするか、ということを紐解いていきたいと思います。

 

負担の違い

「東都アンサンブル」という楽団が、作曲家の古垣タダシ氏に委嘱して『ゴーストライダー』という曲を作ってもらったとしましょう。

委嘱料として、東都アンサンブルは、古垣氏に50万円を支払いました。

演奏会のポスターには『ゴーストライダー(古垣タダシ)※委嘱初演』という文字が堂々と目立つフォントで印刷され、話題を集めました。

演奏会当日、多くの聴衆が来場し、東都アンサンブルの公演は、業界からも高い評価を受けました。

そして、その半年後、世田谷室内楽団が再演し、また数カ月後にはアンサンブル四谷も再演しました。

(※全て仮名であり、実在する人物や作品とは関係ありません。)

世田谷室内楽団やアンサンブル四谷は、もちろん委嘱料を払っていません

払ったのは楽譜代と作品利用料のみで、合計1万円でした。

これに対し、同じ曲を演奏した東都アンサンブルは50万円を負担したのです。

同じ曲を演奏したのに、かたや50万円、かたや1万円。

ずばり、この差が、僕の心のモヤモヤの原因です。

 

そもそも『委嘱初演』とはなにか?

【委嘱(いしょく)】
” 一定期間、特定の仕事を他の人に任せること。委託。”
(goo 国語辞典より)

『初演』は文字通りですね。初めて演奏することです。

前に「世界」や「国内」などを付けることで意味を限定することもあります。

要するに『委嘱初演』とは「依頼して作ってもらった作品を初めて演奏すること」です。

 

それでは、50万円と1万円の違いは?

50万円と1万円の差額で得られるものは何でしょうか。

① 委嘱しないと存在し得ないような曲の依頼
②『委嘱初演』のプレミア感
③ 上記による楽団のブランド感アップ、集客力向上
④ 同じく上記による、団員のモチベーションアップ
⑤ 新作をいち早く演奏できる
⑥ 率先して新作を世に送り出すことによる業界活性化(社会的意義)

ざっと思いつくのはこれくらいでしょうか。

単純に言うと、この①~⑥の合計が、49万円と同等もしくはそれ以上の価値があるか、ということが判断基準になります。

もちろん、これは一つの金額例です。

委嘱料が10万円だった場合は、差額9万円分の価値を考えることになります。

 

ハードルが高くはないか

この差額をどう見るか、それは人によって様々です。

でも、僕は基本的にサービスを提供する側ですが、どうも腑に落ちないところがありまして・・・。

例えば、僕は過去に依頼されて独奏アレンジをしたものに関しては、楽譜を一般に販売していません。

楽譜を販売してしまうと、最初に依頼いただいた方だけに大きな負担を負わせてしまうような気がするからです。

もちろん、現在の委嘱料習慣を否定するわけではありません。

上に書いた①~⑥について、大きな価値の存在が共有できていれば問題ないですからね。

頼む側もそういう観点で依頼しているはずですから。

ニーズがあれば、市場原理としては何も問題ありません。

 

でも、依頼する側にとって、もっと違う選択肢があっても良いんじゃないか、と思うのです。

もっと便利な、作曲を頼みやすい選択肢があったほうが良いですからね。

そう、ハードルは低いほうが良いのです。

 

委嘱料以外の選択肢

委嘱料を払う以外で、作曲をお願いする選択肢はないのか・・・。

一昨日、僕は湯船につかりながら、一つ思いつきました。

こういうのはいかがでしょうか。

 

作曲者「委嘱料は頂きません!その代わり楽譜を〇〇冊買ってください!」

 

要するに、「委嘱料を払う」から「一定量の楽譜の購入を約束する」への転換です。

楽譜は公平な価値をもっていますからね。

買った楽譜を団員でわけあうもよし、タダで配るもよし、転売するもよし。

演奏会場などで買い取った楽譜を販売し、全部売れれば実質無料で作曲をお願いできる、という仕組みです。

こんな事を言い出すとまた、「粋(イキ)じゃない」等とお叱りをいただきそうですが、現時点では一番合理的なアイデアだと僕は思っています。

新曲を頼むハードルが低くなるということは、世の中に新しい作品が多く送り出されるキッカケになりますからね。

また、新作発表の段階で楽譜が入手可能な状態だと、作品の流布としても効率的です。

 

というわけで、今後しばらくは、僕に作曲の依頼を頂ける場合、委嘱料は不要です。

その代わり、楽譜を一定量ご購入いただきます。

※「校歌」「社歌」など、部外者からのニーズが想定できない依頼の場合は除きます。

 

疑問に思ったことに対しては、1つずつ考え、自分なりに答えを出す。

最近心がけていることです。

長文を最後までお読み頂き、ありがとうございました!

 

 


補足です。
数年前、この記事の考えに沿って、実際に『実質無料』で作曲を請け負いました。
要するに、委嘱料を無料にする代わりに、依頼者様には楽譜を買い取っていただきました。
そして、半年もしないうちに依頼者様はその楽譜をすべて売り切ってしまいました。
つまり、依頼者様は実質金銭負担ゼロ、ということになります。

依頼者様の協力があって初めて実現できたことだと思っております。
同時に、明るい道が拓けたとも感じています。

楽譜集『Improvisation no.1 / Deep Obession』

こんにちは、石橋敬三です。

この度新しい楽譜集『Improvisation no.1 / Deep Obession』を発売開始いたしました。

製本タイプの楽譜集としては、『BLUE MOON』に続く2冊目となります。

『BLUE MOON』が17曲入りだったのに対し、今回の楽譜集はなんと、たったの2曲しか入っていません。

そう、2曲だけです。

でも、とっても密度の濃い2曲です。

『BLUE MOON』とは全く違う方向性の楽譜集です。

 

最近は、石橋敬三音楽に「ポップでキャッチーなメロディ」というイメージをもって頂けることが多いです。

でも、かつては違いました。

2010年頃までの僕をよく知る方は、僕がいかに変態的な音楽を好んでいたか、ご存知だと思います。

 

当時、僕のipodの中身は、現代音楽で埋めつくされていました。

「作曲というアウトプットをするためには、インプットが必要だ!そしてインプットは極端な方が良い!」と考えていました。

 

所詮、僕は凡人です。

凡人のフィルターを通すと、凡庸な音楽しか生まれてこない。

ならば、インプットを強烈なものにしよう、と考えたのです。

 

その結果生まれたのがこの2曲。

『Deep Obsession』『Improvisation no.1』です。

他にもこの手の曲は色々作ったのですが、独奏曲はこの2曲だけです。

少しでも強烈なインパクトとユーモアを感じて頂けると幸いです。

「こんな音楽を求めていたんだ!」なんて声をいただけると、また違う作品を書くかもしれません。

 

 

ここからは1曲ずつ紹介していきたいと思います。

『Improvisation no.1』は、アメリカ滞在中に書いた曲です。

2011年にボルティモアでアメリカのマンドリン連盟みたいなやつのコンペがありまして、その時に自分で初演しました。

おかげさまでコンペでは第一位をいただきました。

2分強の短い曲ですが、断片的なモチーフを散りばめた、ユーモラスな曲になっています。

個人的には中間部(2ページ目頭)のフレーズがすごく気に入っております。

今回録音しようと思い、久しぶりに弾いてみたら結構難しくてビックリしましたが、なんだか弾いてて楽しい曲です。

 

 

『Deep Obsession』はもともと第二回大阪国際マンドリンコンクール(作曲部門)に出品して賞をいただいたものです。

この曲は、ありがたいことに昨年の同コンクール(演奏部門)の課題曲にも採用していただきました。

初演はあの堀雅貴さんです。

トレモロをしながらチューニングを変えるシーンに代表されるように、変則奏法が多いですが、全て最高の演奏効果を考えて作りました。

アイデアは面白いけど、実際演奏したら「アレッ?」ってこともありますが、この曲はそういう事のないように考えられています。

演奏した際には、高い確率で、お客さん(聴き手)の唖然とした表情を拝めます(笑)

 

この楽譜集は一部マンドリン専門店及びインターネット通販でお求めいただけます。

 

ところで最近、福屋篤さんが新しいCDをリリースされまして、その中に『Deep Obsession』も収録されています。

すごく良い演奏ですので、是非こちらもお求めください。

事務所に入らずに音楽で生計を立てるためにすべきこと(3)

過去の記事:

事務所に入らずに音楽で生計を立てるためにすべきこと(1)

事務所に入らずに音楽で生計を立てるためにすべきこと(2)

 

 

今、パソコンのキーを打ちながら僕は考えています。

この記事を読んでくれるのはどんな人なんだろうか・・・、と。

 

おそらく「今すぐにでもプロになりたい」という方は少数で「チャンスがあれば(機が熟せば)プロになってみたい」という方のほうが多いのではないでしょうか。

(もちろん、プロなんてなる気はサラサラない、という方も多いとは思いますが・・・。)

 

プロとチャンスと実力と・・・

僕もかつては「チャンスがあれば・・・」と考えていました。

さらに言うと「いつか実力が伴うようになれば!」とも思っていました。

でも、散々チャンスを待って待って待ち尽くしたある時、思ったんです。

 

『チャンスってなんだ?』

『実力が伴ったら・・・とはいうがゴールはどこなのか?』

 

チャンスはいつ来るのか?

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チャンスは待ってるだけでは、まず来ません。

僕の場合は、プロを目指した学生の頃、コンクールで入賞することを目標にしてきました。

入賞すればなんとか道がひらけると思ったからです。

でも何度入賞しても、プロの道は現実になりませんでした。

チャンスが来なかったわけではありません。

僕自身、入賞した後の具体的なプランが全く無かったからです。

 

チャンスは、行動しようとしている人の元に来るのです。

行動しない人にチャンスは来ません。

 

実力がないから何もしない?

また、「プロになるには実力がないから・・・」というのも言い訳です。

行動しない自分を正当化しているだけなのです。

 

プロになるためには、演奏の実力を高める以外にも色んな準備が必要です。

それでは、その準備はいつから始めるのでしょう?

 

実力が伴った(と自分が判断できた)段階から始めるのでしょうか?

 

それでは、時間がもったいないです。

人生は1度きりです。

プロになる準備は、今すぐに始めるべきです。

 

 

そこで、演奏技術以外に持っていると便利なスキルをまとめてみました。

(飽くまで、僕のノウハウに準拠したものですので、このスキルがないとプロになれないというものではありません。)

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独立系ミュージシャンに必要なスキル例

① web検索

  条件検索などを使いこなせると市場分析に役立ちます。

② ワード、エクセル

  納品書・請求書作成、経理等で必要になってきます。

③ サイト構築・運営

  公式サイトの作成、運営が必要です。Wordpressがとっつきやすいでしょう。

④ アクセス解析

  Google Analyticsでアクセス解析して、潜在的な顧客を分析します。

⑤ 音源編集

  録音した音源を編集できると便利です。スピーディに音源配信ができます。

⑥ 動画編集

  プロモーションにYouTubeは必須です。動画を頻繁にアップできるようにしましょう。

⑦ 楽譜浄書ソフト

  作曲・編曲する場合は、作品の頒布も視野に入れ、Finaleなどの楽譜浄書ソフトに親しんでおきましょう。

⑧ デザイン

  イラストレーターなどが使えると、フライヤーなども自分でスムースに作れます。

 

以上は、独立型ミュージシャンとして、演奏技術以外に必要な能力です。

僕はこれらの事が必要だと思ったので、基本的に全てについて、自力で戦える能力を身につけました。

ですが、この世の中には外注という便利なシステムがあります。

 

もし周りに有償・無償問わず協力してくれる人がいるなら、それも「持っている能力」としてカウントしても良いでしょう。

僕みたいに完全単独でなく、グループで取り組むのも良いアイデアだと思いますし、部分的に外注するか、事務所のようなところに頼るのも悪くはないと思います。

 

今から準備を!

さぁ、もうおわかりですね。

実力が伴わないから何もしない、なんてもったいない!

大事なのはスタートを切るかどうかです。

あなたがもしプロになりたいのであれば、今から準備をするべきなのです。

 

 

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ピックの奴隷になってはいけない。

マンドリンは普通、ピックで弾きます。

でも、僕は家でマンドリンを弾くとき、半分くらいは指で弾いています。

文字通り、ピックを持たずに指で弾いています。

特に作曲してるときなんかは、ほぼ指弾きです。

 

他の楽器の経験がマンドリン演奏に役立つか

僕は、今までマンドリン以外に、エレキギター、クラシックギター、アコースティックギター、バンジョーなどの絃楽器を練習したことがあります。

(※最近はウクレレ動画もアップしていますが、ウクレレ歴は2ヶ月で短すぎるので除外します。)

 

それで、この中で今の僕のマンドリンの技術に一番影響を与えた楽器が何かというと・・・。

 

僕は間違いなく、「クラシック/アコースティック・ギター」と答えます。

ギターは大して上手く弾けないのですが、指で弦を弾くという練習が、マンドリンの演奏にも非常に役立っています。

 

そう、僕はマンドリン演奏においても、指で弦を弾く感覚が大事だと考えています。

 

ピックに自由を奪われる

ピックというのは一つの便利な道具なんですが、どうも扱いが難しいんですよね。

僕も5年ほど前までは、ピックに自由を奪われている感覚が強かったです。

ピックがずれたり、思い通りに動かせなかったり。

ピックを巧みに使って楽器を弾きたいのに、逆にピックに使われてしまっている、そんな感覚になっちゃいます。

 

当時はいかにピックをコントロールしようかということばかり考えていました。

ピックを巧くコントロールして弦を弾く・・・。

そういう意識でした。

 

ところが今はというと、マンドリンをピックで弾いている感覚があまりないんです。

基本的にはダウンは親指、アップは人差し指で弾いている感覚で、たまたまその間にピックがある、という具合です。

↓実際にマンドリンを指弾きしている動画

 

マンドリンは実質、指で弾いているという感覚

この感覚を持ち始めて便利になった事がいくつかあります。

 

①以前より自由な弦移動ができる

②ピックのズレが全く気にならない(ズレても演奏しながら直せる)

③音色のバリエーションが増えた

④ピッキングのスピードがあがった(音のキレが良くなった)

⑤何より、次にどんな音を出すかということに集中できる

 

①は容易に想像できると思いますが、②以降については、体験していない人に説明するのが難しいかもしれません。

 

ピックのズレが全く気にならない

まず、ピックのズレは演奏しながらでも直せるようになりました。

慣れればトレモロしながらでも直せます。

これでピックのズレへの恐怖からは開放されます。

 

音色のバリエーションが増えた

次に、音色のバリエーションが増えるということについて。

『ピックを握ってそれを弦にぶつける』という動作に比べて『親指(及びそれに伴うピック)で弦を弾く』という運動は、物理的にバリエーションが豊かです。

結果、当然ながら音色も変化に富んだものになります。

 

ピッキングのスピードがあがった

ピッキングのスピードについて、これも間違いなく速くなります。

『ピックを握ってから弦に当てる』感覚だと、ピックを握った状態で弦に向かって運動することになり、移動時のスピードにロスが生じます。

その点、(ピックを握らずに)親指がピックを弦に向かって押す形で運動し、インパクトの瞬間だけ親指と人差し指でピックをしっかりとホールドする形をとれば、移動時のスピードロスは最小限に抑えられます。

しかも、親指の『押す』という運動も加えられるので、スピードは格段に速くなります。

 

次にどんな音を出すかということに集中できる

そして最後、これが一番大事なことです。

『音に集中できる』ということ。

ピックという道具を介さずに直に弦を弾いている感覚を持てるんですよね。

これ、非常に大事です。

楽器が身体の一部のようになって音楽を奏でられたら最高ですよね。

 

マンドリンで行き詰まったら、ギターやウクレレを練習してみてはいかがでしょう。

あるいは、上の動画のように、マンドリンを指弾きするのも面白いですよ。

急がばまわれ。

実は一番の近道かもしれません。

 

 

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事務所に入らずに音楽で生計を立てるためにすべきこと(2)

前回:事務所に入らずに音楽で生計を立てるためにすべきこと(1)

 

さて、今回からは具体的に何をすれば良いのかを見ていきましょう。

 

まずは考える、想像する。

 

『どういう音楽をどこに届けたいのか』を可能な限り具体的に想像しましょう。

 

どんな人に?

いつ聴いて欲しいか?

聴いた後、どんな効果を感じてほしいか?

・・・・など

 

「うーん、とりあえずできるだけ多くの人に聴いてもらいたいなぁ。あとCDも色んな人に売れると良いなぁ・・・。」

こんな考え方をしていると危険信号です。

「休日の午後にOLが紅茶を飲みながら窓辺で聴く音楽」くらいの具体性は最低限持ちたいところです。

 

複数のターゲットを持つことは必ずしも悪いことではありません。

その場合は、それぞれの層について、具体的に想像すると良いでしょう。

 

リスナー(お客様)のモデル

具体的に想像すると、自分の音楽を届けるべき人のモデルが浮かび上がると思います。

繰り返しになりますが、「こんな人にも届けたいし、でもあんな人にも聴いてもらいたいなぁ、あ、でも・・・」なんて焦点が定まらないような事にならないようにしましょうね。

モデルのイメージはバシッと決めます。

モデルは既存ファンの一人でも良いでしょうし、新たなファン層を手に入れたいのであれば、違う雰囲気のモデルを想像します。

僕は曲を作るとき(もしくはリリースするとき)、プレミアムサポーターのうちの一人を想像していることが多いです。

「この曲、〇〇さん好きそうだなぁ。こんな感じにしたら喜んでくれるかなぁ。」とか。

もちろん、路線をあえて外す時もあります。

 

ブレないこと

上で説明したような想像。

コンサート、CDアルバム単位で考えるのも大事ですし、時には曲単位で決めるのも良いでしょう。

この「想像する」という作業は、本当に重要です。

具体的な想像を怠らないことによって、ブレのない音楽活動ができるのです。

 

この人に自分の音楽を届けたい!

この人にはきっと届くはずだ!

 

そんなふうに信じるものがあれば、音楽も一本芯が通ったものとなります。

 

 

>>事務所に入らずに音楽で生計を立てるためにすべきこと(3)

 

今後の音楽活動について

まずはじめに、九州にお住まいの方々のご無事をお祈り申し上げます。

個人的にも九州へは毎年訪れておりますが、昨年実際に見た風景が地震によって歪められていることに、胸を痛めております。

 

今回の記事の概要

今回は、タイトルの通り、僕の今後の活動方針について、ご説明させていただきます。

ここで書く内容は、今年に入ってから多くの時間をかけて出した結論であり、プレミアムサポーター様には予めお伝えさせていただいたものです。

これからお伝えする内容を簡潔にまとめると、

・ 身辺の環境が変わりました
・ マンドリンに対する夢は変わりません
・ その夢と目標を実現するための手段が変わります

以上の3点となります。

身辺の環境変化について

まず、今年から本格的に会社経営に携わるようになりました。

身辺環境が大きく変わったため、これまでの音楽活動について効率・効果を分析した上で、今後の活動方針を再考いたしました。

まず、前提として、夢は僕の中では普遍的なものですので、ブレません。

そして、次に考えるべきは、その夢を実現するための目標。

目標に関しては、これまでもそれを達成するために、様々な手段をもって努力を重ねてきました。

今回は、目標以下の部分、つまり、目標の一部と手段を再考したということでご理解いただければ幸いです。

マンドリンに関する夢について

これは以前書いた記事のとおりで、変わりません。

マンドリンの魅力・楽しさをできるだけ多くの人と共有したいのです。

具体的な例を挙げると、日本中の楽器店にマンドリンがずらりと並ぶ世の中にしたいのです。

(参考)夢を実現するたった一つの方法(1)←※約2年前に書いた記事です

今まで行ってきた様々な活動の根本には「夢に向かって少しでも前進する」という信念がありました。

そして、その信念は夢と同様、これからも全人生を通して揺るがないものです。

手段が変わるということ

セルフプロデュース、ブランディング、新しい奏法、新しいコンセプトの曲やCD・・・。

それらは全て、夢を実現するための目標、その目標を達成するための単なる手段に過ぎないと考えています。

夢でも目標でもなく、手段なのです。

(これらをはっきり分けて認識することは非常に大事なことだと思っています)

今回は主に、その手段について、全てを解体して考えなおしました。

今後の音楽活動について(結論)

以上を踏まえ、ここからは具体的にどのような活動をしていくのかを書こうと思っていましが・・・・、やめようと思います。

音楽活動をやめるつもりはありませんし、今後僕が何をするのか、言葉で説明するよりも実際に見届けていただいたほうが良いと感じております。

プレミアムサポーターさんへのメールでも書きましたが、今回のことは僕にとっては次のステージへの『進化』です。

すぐに大きな結果が出るわけではないと思いますが、新たな経験とフィールドを手に入れた僕がどこに進むのか、楽しみにしていただければと思います。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

演奏と緊張と集中力について

演奏中に失敗した・・・。

なんて経験は誰にでもありますよね。

 

もちろん僕も失敗します。

その度に考えるんです。

失敗したのはなぜか、と。

冷静に考えると、その多くの場合は、集中力不足によるものなんです。

 

集中力が足りないということ

「今日の晩ごはんは何にしようかな」等、演奏以外の事を考えていた場合は、もちろん集中力が足りなかったということになりますね。

実は、人前で緊張して上手く弾けない、というのも集中力不足の一種です。(※一部の特殊な場合を除きます)

それから「失敗したらどうしよう」と不安に思っている場合も、集中力が足りないと言えます。

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とにかく、自分の頭を”今”の演奏だけに集中させなければなりません。

たとえ失敗しても、終わったことを考えるのではなく、今の演奏を最高の状態に仕上げることに専念しなければならないのです。

※参照記事「後ろは決して振り返ってはいけない。」

 

 

集中力を鍛える方法

・・・で、最近ある事に気づいたのです。

 

”練習で、集中力は養える ”

 

「何を今さら・・・」なんて声が聞こえてきそうです。

そのとおり、当たり前のことです。

 

ですが、もう少し具体的に考えてみましょう。

練習の時に集中していますか?

集中して練習したことが全くないという方はいないと思います。

では、具体的にどのように集中しているでしょうか。

30分集中して5分休憩するという人もいるでしょうし、3分で一気に弾きこむという方もいらっしゃるかもしれません。

色んな練習があって良いと思います。

 

集中力の持続時間から逆算する

ここで着目したいのは、大事なときに集中力をどれくらい持続させたいか、ということ。

それによって、普段の練習時間を決めれば良いのです。

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例えば、本番ステージの時間が15分用意されているとすれば、余裕を見て1回あたり20分以上の濃密な集中練習を積む必要があります。

本番が40分の場合は、集中して練習する時間を毎回1時間以上作らないといけません。

 

ですが、最初は集中力を長時間持続させるのが難しいかもしれません。

その場合は、一回の集中練習時間を10分、15分、20分・・・と回数を重ねる度に徐々に延ばしていくなどの工夫をすると良いでしょう。

ちょうどマラソンランナーがフルマラソンに向けて、10km、20kmと距離を延ばしていく事に似ています。

 

まとまった時間がとれない方へ

でも、そもそも練習にまとまった時間がとれない、という方もいるでしょう。

そういう方は、楽器を弾く事以外、例えば勉強や仕事、家事などで同じように集中する時間を作ればよいと思います。

勉強や仕事で養われた集中力は、楽器を弾くときにも使えます。

逆に、勉強や仕事をダラダラする癖がつくと、楽器を弾くときも集中力が欠ける傾向になるかもしれないので、気をつけましょう。

 

・・・というか、僕も気をつけなければ(笑)

事務所に入らずに音楽で生計を立てるためにすべきこと(1)

15年程前までは、音楽で生計を立てる、というと音楽事務所に入ることくらいしか道がないように思われました。

でも近頃は、事務所に入らずに個人でバンドを経営する方が増えてきていますね。

Question

でも、実際は、何から始めれば良いのかわからない、という方も多いと思います。

そんなバンドマンやクラシックの演奏家の方が、ご自身の音楽活動を考えるヒントになるよう、なるべくわかりやすく書かせていただきます。

 

まずは5つの〇〇を作ることから始めよう

事務所に入らないのであれば、事務所がするような仕事を自分ですれば良いのです。

といっても、何をすれば良いのかわからない、という方は多いと思います。

 

でも、大丈夫です。

実際に音楽でプロを目指している方の中でも、音楽で生計を立てることを具体的にイメージできていないというのは意外と珍しくありません。

 

まず、会社員経験がある方は、その会社(及び関連会社)の全体の仕組みをイメージしてみましょう。

経験がない方は、見聞きした会社像を想像しましょう。

 office

商品を売る会社の場合だと、まず商品を製造しますね。

これが製造(製作)部です。

 

そして、その商品を販売する人たちがいますね。

これが営業部です。

 

それから、もちろん、お金を管理する人たちがいます。

経理部ですね。

 

あと、忘れてはならないのが、新商品や広告・イベント、キャンペーン等の企画。

一般に人気のある企画部です。

 

最後に、会社の方針や重要な意思決定をする人たち。

役員会ですね。中長期の計画を立てたりします。

 

以上、細かいところを省くと、大体5つに分けられます。

 

さて、どの部門で何をするか、さっぱりわからないという方も、とりあえずフォルダを作りましょう!

(コンピュータを持っていない方は、ノートやファイルを用意しましょう!スマホだけでは先々厳しいですよ。)

わかりますね。作るフォルダは5つ

「制作部」「営業部」「経理部」「企画部」「中長期計画」です。

フォルダ

さて、これで職場が整いました。

 

次に具体的に〇〇する

まずは、部門ごとのフォルダを作ること。

ここまでは大丈夫ですか?

 

フォルダを作るということは、会社で言うと、各部門の部屋を設けて入り口に『企画部』などのプレートを掲げたことになります。

その中には、社員が5人程おり、奥の方で派手なネクタイをしたダテメガネの企画部長が「〇〇君、例の件はどうなってるの?」などと言っています。

 

一方で、向かい側の経理部のほうでは、アームカバー(古い?)をした社員さんたちが電卓を叩く音が響いています。

経理部長は、細身少々クセ毛近眼メガネですね。

 

余計な想像だと思いますか?

僕はこの具体的な想像こそが大事だと思っています。

 

後に説明しますが、部門毎に全く違うキャラクターを設定したほうが得策です。

そのため、あえて強烈なコントラストを設定しておくのです。

キャラクターの違う人物を用意して、脳内で会議させれば、色んな視点から分析したり、発案したりできます。

『一人で考えて堂々巡り』ではなく、効率の良い煮詰め方ができます。

 

フォルダを作って、空間と人物を想像すること

 

ここまでを1文でまとめると、以下のようになります。

 

“部門ごとにフォルダを作って、空間と人物を想像すること。”

 

シンプルですよね。

まずは、2時間くらい想像してみましょう。ここ大事ですからね。

次回は、具体的な仕事内容について、踏み込んでいきます。

 

>>事務所に入らずに音楽で生計を立てるためにすべきこと(2)

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マンドリン(マンドラ)のウクレレ化

またやってしまいました・・・。

 

 

ついつい出来心で。。。

 

マンドラのチューニングをいじってしまいました。

 

 

今回は、マンドリン弦を張って、下からG-C-E-A、つまりウクレレ(low-G)チューニングです。

というわけで、ジェイク・シマブクロさんの有名なあのアレンジを弾いてみました。

動画を撮る直前に、うっかり爪を切っちゃったので、ラスゲアードのキレが60点ですが、お許しください。

 

どうでしょう。

本物のウクレレも良いですけど、ウクレレチューニングのマンドラもなかなかだと思います。

(あるいは、こちらのほうが・・・)

 

逆にウクレレのマンドリンチューニングもアリだと思ってて、先日富山公演のあと楽器センター富山の店長さんとその話をしたら、さっそく実践してくれました。

こちらも良い感じです!

 

ウクレレをマンドリンのチューニングで弾いてみる。 #Ukulele #Mandolin #GDAE #brasstek #BlueGuitarsToyama #マンドリン #ウクレレ

Blue Guitarsさんの投稿 2016年3月5日

富山の皆様ありがとうございました。

土曜日の富山公演にお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。

富山城、新しいですね。

なんでも地下は駐車場らしく、とてもモダン(?)な雰囲気です。

いや、しかしこの週末は暖かかったですね。

北陸なので厚着していったけど、上着はずっとスーツケースの中、という状態。

終演後は地元のマンドリンファンの皆様と語らいの場を設けていただきました。

そういう場では、僕はいつもマンドリン世界征服のための計画案を語る癖があるのですが、この日も「アノ楽器を使ってアンナコトやコンナコトを・・・」みたいな話をしていました。

 

近いうち何のことか判明すると思います。

そうです。また何か企んでいます。

常に新しい事をしたくなる性分は、生きている限り変わりませんね。

ゆるくご期待ください。

 

↓ごちそうになった蟹です。とてもおいしかったです。ありがとうございました!

DSC02055

土曜日は富山!

さて今週末、3月5日(土)は富山で演奏をさせていただきます。

20160305

 

一点、謝らなければならない事があります。

先日から少し体調を崩しておりまして、新曲&ミニアルバムの準備ができておりません。。。

ですので、今回は過去三枚『Moon Rabbit』『Blue』『MEME』のアルバム収録曲を中心に演奏させていただきます。

フライヤーに書いてあるニューアルバムというのは、本当は最新ミニアルバムのつもりだったのですが・・・。

でも『MEME』発売後、まだ北陸には行けていなかったので、ちょうど良かったかもしれません。

内容は変わりますが、体調を崩した事と演奏は無関係です!

みなさま是非お越しくださいませ!

ご予約はこちらまで!

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