バカリズムは、マセキ芸能社所属の升野 英知による日本のお笑いユニット、ピン芸人、ナレーター、俳優、脚本家、作詞家である。(wikipediaより)
「トツギーノ」に代表されるように、フリップ等を巧みにつかった奇抜で多彩なネタで有名なバカリズムさん。
そのバカリズムさんがテレビで語った「ある内容」のなかに、凄まじいプロ意識を感じたので紹介したいと思います。
『人志松本のゆるせない話』という番組での事ですが、バカリズム升野さんが『許せない事』として次のようなことを語っています。
「僕なんかの知名度くらいだと、出逢う人のなかでやっぱり僕の事を知らない人もいるんですよ。
その人に『でも俺テレビ観ないんだよねー』なんて言われると本当腹が立つんですよ。」
テレビを観ない人であれば、有名人の事を知らないのも仕方がないです。
ただ単に有名になりたいというだけの人であれば、「あ、テレビを観ないのであれば、自分の事を知らないのも無理はないか」という事で問題は解決するでしょう。
しかし、バカリズムさんは違います。
そもそも升野さんは、自分を認識してくれていないことではなく、自分の前で「テレビを観ない」という発言をされることを嫌っているようです。
続けてこう言います。
「僕の事を知らない人がいたら、『この人にもテレビを通して知ってもらえるくらい成功して有名になってやる』って思うんですよ。
でもそこで『テレビ観ないから』と言われたらどうしようもないじゃないですか。
僕の事を知らないのはいいけど、(自分の舞台である)テレビの事は否定しないでほしい。」
目の前の人が自分の事を知ってくれるまで、自分はテレビの中で頑張りたい。そう思っている自分からチャンスを奪わないで欲しい。
『テレビを観ない』と言った人は、フォローのつもりで言ったのかもしれません。
『君の事を知らないのは、自分がテレビを観ないせいだから、君のせいじゃないんだよ』というつもりで言ったのかもしれません。
でも、そのフォローは、向上心に燃える升野さんには無意味だったようです。
自分の職業に対して、ここまで強靭で貪欲な志を持っている人は、他にいるでしょうか?
常に向上心を強く持つバカリズム升野さん。
そのプロ意識は、半端なものではありません。
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