Mandolin Player Kzo Ishibashi

石橋敬三と楽しむマンドリンの世界

Category: マンドリンハック・裏技

振動スピーカー再び。

独奏の日に合わせ、動画をアップしました。

 

 

ん?そもそも独奏ってなんだっけ?

 

独奏・・・、独りで演奏する。

 

うん、そういう意味では今回の動画は独奏です。

 

 ↓ 今回アップロードした動画(振動スピーカー伴奏)

 

 ↓ 4年前にアップロードした原曲(完全独奏)

 

予め録音した音源を振動スピーカーで再生し、マンドリンのボディに戻し、伴奏を鳴らしています。(1つ目の動画)

そして、その伴奏に合わせてメインパートを弾いています。

今まさに自分が弾いている楽器から自動的に伴奏が聞こえるので不思議な感じがします。

8年前にも同じことを試しましたが、今回、2つの意図があって再チャレンジしました。

 

その意図とは、まず、独奏のハードルを少しでも下げること

独奏、特に僕のやっているようなスタイルの奏法は、合奏のときの弾き方とは全く違います。

だから、合奏メインでやっている人にはとっつきにくいところもあると思います。

そのハードルを何とか下げたい。

だから今回みたいに伴奏音源を用意すると少しはチャレンジのモチベーションも上がるかなぁ、という狙いです。

 

もう一つの意図。

それは、一つの曲に対していくつかのアプローチを設けることです。

「あの曲大好きだけど、〇〇だから弾けない。残念。」なんて声をよく聞きます。

理由は難しすぎるとか、独奏のテクニックがわからないとか、伴奏してくれる人がいないとか。

だから、一つの曲について、独奏でも弾けるし、アンサンブルでも弾ける、とかそういうオプションを用意したかったのです。

まぁ今回は振動スピーカー相手になりますけどね。

 

 

そもそも、振動スピーカーってどうなのよ?という人もいるかもしれません。

おそらく何かしら違和感を感じる人のほうが多いでしょう。

というわけで僕なりに「振動スピーカーの是非」について考えてみました。

 

まず、演奏すると、マンドリンと空気が振動して音が鳴るわけです。

それを一旦マイクで録音してから、それを再びマンドリンのボディに返してるんですよね。

ちょっと乱暴な例えをすると、濃縮還元100%オレンジジュースみたいなものだと思います。(乱暴すぎ?)

しかも、伴奏と同時に自分もリアルタイムで演奏するわけなので、ほぼ生搾りジュースです。

 

 

「振動スピーカーでなくても、普通のスピーカーで伴奏音源を再生しながらメロディ弾いたら良いんじゃ?」

そんな声も聞こえてきそうですが・・・。

 

まぁ騙されたと思って一回やってみてください。

貼り付ける位置や楽器の種類にもよりますが、振動スピーカーをつけると不思議な体験ができることでしょう。

 

 

これが唯一の正解ではないにしても、しばらくは演奏補助ツールとして振動スピーカーを煮詰めていきたいと思います。

 

※期間限定で楽譜を無料配信しています。

https://score.dlmarket.jp/products/detail/613908?

マンドリン(マンドラ)のウクレレ化

またやってしまいました・・・。

 

 

ついつい出来心で。。。

 

マンドラのチューニングをいじってしまいました。

 

 

今回は、マンドリン弦を張って、下からG-C-E-A、つまりウクレレ(low-G)チューニングです。

というわけで、ジェイク・シマブクロさんの有名なあのアレンジを弾いてみました。

動画を撮る直前に、うっかり爪を切っちゃったので、ラスゲアードのキレが60点ですが、お許しください。

 

どうでしょう。

本物のウクレレも良いですけど、ウクレレチューニングのマンドラもなかなかだと思います。

(あるいは、こちらのほうが・・・)

 

逆にウクレレのマンドリンチューニングもアリだと思ってて、先日富山公演のあと楽器センター富山の店長さんとその話をしたら、さっそく実践してくれました。

こちらも良い感じです!

 

ウクレレをマンドリンのチューニングで弾いてみる。 #Ukulele #Mandolin #GDAE #brasstek #BlueGuitarsToyama #マンドリン #ウクレレ

Blue Guitarsさんの投稿 2016年3月5日

【マンドリン裏技】テナーマンドリンについて

3rdアルバム『MEME』、発売日目前ですが、ご好評頂いております。

おかげさまで、この記事を書いている時点で、Amazonのニューエイジ・ヒーリングジャンルの新着ランキング9位になっております。

 

さて、今日は、今回使った「テナーマンドリン」という楽器について解説したいと思います。

簡単に言うと、マンドラ(テノールまたはコントラルト)にマンドリン弦を張ったものです。

基本チューニングは、下からD-A-E-B、半音上げたりすることもあります。

マンドラにマンドリン弦を張るだけ。

たったこれだけで、マンドラでもマンドリンでもない、独特の響きが出来上がります。

マンドラをお持ちの方、是非お試しください。

 

 

ちなみに、弦の長さには十分ご注意ください。

比較的手に入りやすい弦の長さは以下のとおりです。

 

Optima―69cm(小振りな楽器なら張れるかも。)

ARS―74cm(大きくなければ張れるかも。)

D’Addario―100cm弱(超長いです。どんとこい。)

 ※手持ちの弦で試した結果です。ロット、製作時期によって違う可能性もあります。

 

と、ここまで書いておきながら何なんですが、「テナーマンドリン」なんていう楽器は本来存在しません。

僕が勝手に付けた名前です。歴史家の方、お許しください。

 

 

さて、ここからは、ちょっと余談ですが・・・。

以前からマンドリン属楽器の一つの弱点だと思っていたことがあります。

楽器の名前についてです。

 

マンドリンという楽器は知っていても、マンドラ・テノールやマンドロンチェロという名前をご存知の方は極端に少ないのです。

 

 

もちろん、それを普及させるのが僕らの役割とも考えるのですが、一方で楽しんでいただくために少し余計なフィルターがかかります。

 

「え、それマンドリンじゃないの?」

「あ、はい、マンドリンの一種なんですけど、1オクターブ低い楽器で、マンドラ・テノールって言います。こっちはマンドロンチェロで・・・」

 

こういう会話を楽しんでいただける場合は良いのですが、場合によっては、まどろっこしい時があるのです。

あと、今の時代だと、googleさんも、マンドリンとマンドラ、マンドロンチェロは全く別のものだと判断する可能性がありますんで、ちょっと不利です。

 

その点、ウクレレやギター、リコーダー、サックスなんかはシンプルでうらやましいです。

ソプラノ、テナー、バリトン等を前につけるだけですからね。

 

要するに、〇〇マンドリンという表現をしたかった、というのが今回の楽器を「テナーマンドリン」と読んでいる理由の一つです。

では、マンドロンチェロにマンドラ弦を張ったら(そもそも張れるのか?)、何ていう名前にしたら良いんでしょうね。

 

今週末にも池袋のイケガクさんにてインストアライブをさせていただきます。

どんな音か、気になる方は是非いらしてくださいね。

ちょっと実際に触ってみたい、なんていうリクエストにもお応えできると思います。

 

 

※「なんだ、楽器自体はただのマンドラじゃないか」という意見もあるかもしれません。

その通りです。ですので、マンドラとして認識していただいても構いません。

チューニングを一瞬で直す方法 #マンドリンハック

複弦楽器とチューニングの宿命

マンドリンは同じ音程の弦が2本ずつ張られています。

その2本の音程が少しでもずれると、音色がガラリと変わってしまいす。

曲を弾いていて、途中でずれることも頻繁にあります。

我慢できないくらいズレてしまうこともあります。

そんな時、みなさんならどうしますか?

 

とりあえず弾くのを一旦やめて、チューニングし直しますか?

 

合奏であれば、それでも良いでしょう。

しかし、ソロであれば、曲中にチューニングの時間を長くとることはできません。

では、どうするか。

普段僕がやっている方法を紹介します。

 

一瞬でチューニングする手順

チューニングを適当なタイミングで、一瞬のうちに済ませるしかありません。

下記の順序でやれば、チューニングは一瞬で直せます。

 

【事件発生】曲中でチューニングがずれる

 ↓

①どのタイミングでチューニングするか、予め決めておく

 ↓

②どの弦がずれているのか弾きながら判断する

 ↓

③予め決めたタイミングで一瞬でチューニングする

 

ここで最も大事なのは、②の部分です。

弾きながら、どちらの弦がどうずれているのか、判断するのです。

 

弾きながら修正プランを立てる

『マンドリンは2本の弦を同時に弾くから、

弾きながら高低を判断するのは無理じゃないか』

 

・・・という声が聞こえてきそうですが、ここで裏技を使います。

 

まず、この写真をみてください。

1

2弦の第5フレットを中指で押さえています。

これが通常の押さえ方です。

ここで、チューニングがずれたとします。

この時点では、どちらの弦がずれたのか、わかりません。

 

そこで、裏技です。

弾いている最中に、副弦を少しねじってやりましょう。(下画像)

2

 

主弦はねじってはいけません。

飽くまで副弦だけです。

これで、副弦だけの音程が一時的に少し上がることになります。

 

もしこの状態で、2本の弦の音程差がなくなったとすれば、

『副弦のチューニングが主弦に比べて低い』ということになります。

 

逆に、この状態で音程差が拡がったとすれば、

今度は主弦をねじってやりましょう。(下画像)

 3

 

もしこの状態で、2本の弦の音程差がなくなったとすれば、

『主弦のチューニングが副弦に比べて低い』ということになります。

 

おわかりですね?

これでペグをどちらに回せば音程差をなくす事ができるか、わかったわけです。

 

チューニングは落ち着いて時間をかけてするのが一番ですが、

いつもその時間をとれるわけではありません。

どちらにペグを回すべきか、事前に知っておく事で、

チューニングにかかる時間を最小限にできるのです。

 

 

チョーキングって何?

おまけですが、ここで使っているテクニックは、

エレキギターでよく使われる『チョーキング』(またはベンディング)というものです。

 

複弦楽器のマンドリンではなかなか使われない技ですが、

僕はここぞという時によく使っています。

 

ただ、マンドリンでやる場合、注意すべき点が一つ、

2本の弦を平等にあげてやらないと、かっこいい音がでません。

両方の弦をしっかりと指先に固定して、同ようにベンドアップするのがコツです。

 

うまくできると、こんな感じになります。

4

2本の弦の間隔が保たれたまま、上がってますよね。

 

 

・・・でも良い子は真似しないでくださいね。

 

[content_block id=580]

 

マンドリンハック 〜五線譜をTAB譜化する裏技〜

突然ですがTAB譜って知ってますか?

エレキギターをやったことのある人は馴染み深いと思いますが、

正式にはタブラチュア(Tabulature)といって、

中世の頃からリュートなんかでも使われていた由緒正しい記譜法です。

 

どんなものかというと、数字で押さえるべきフレットを表し、

数字の位置で弾くべき弦を指定するのです。

五線譜が読めない人のためのものと思われがちですが、

これがなかなかの優れものでして、例えば、五線譜では必要だった

ポジション指定をわざわざ別記しなくても済んだりします。

そう、タブ譜は、音程や音価だけではなく

ポジションまで一気に指定するのです。

日本では三味線でも同様の記譜法が使われていますね。

 

このタブ譜、とっても便利なんですが、

マルマン(ラウンドバックマンドリン)の楽譜は大体が五線譜のみです。

タブ譜があれば便利なのになぁ、と思ったりするわけですが、

今日はそんな夢をかなえるとっておきのマンドリンハック情報を

お知らせします。

 

ずばり、五線譜のタブ譜化です!

 

といってもOCRでPCに読み込んだりするわけではなく、

手書きで対応します。

例えば、この楽譜(↓)。

yorokobi1

 

これはガチの五線譜です。

スラスラと読める人はそのままでいいと思いますが、

弾くたびに「あれ、ここのポジションどこだっけ?」とか

「あ、和音どう押さえたらいいんだっけ?」とか思う人は、

必殺技を使いましょう。

この五線譜をタブ譜化します!

yorokobitab-1024x177

わかりますでしょうか?

五線譜の間のスペースは植木算(でしたっけ)によると5−1=4です。

その4つのスペースを、上から順番に1弦,2弦,3弦,4弦と考えます。

音符の横に数字を書いていけば、次からポジションで迷うことなし!

画像は無理矢理数字を打ち込んだものなので、ちょっと微妙ですが、

実践では、赤ペンなんかで手書きすると見やすいと思います。

ちなみに、五線譜の上のスペースと下のスペースを足せば、

ギターにも応用できます。

 

クラブの新入部員用にもピッタリではないでしょうか。

五線譜を毎回読むのがツラいっていう人はもちろん重宝する方法ですが、

五線譜をスラスラ読める人であっても、

ピンポイントのポジション確認で使えるかもしれませんね。

 

いかがでしたでしょうか。

みなさんのお役に立てれば光栄です。

 

Translate »