※この投稿はミュージシャンにんりたての頃に書いたもので、振り返ると稚拙な部分もありますが、あえて原文のまま残しておきたいと思います。
職業柄でしょうか。
僕は『流行』というものを分析してしまうことが多いのですが、
今日はその事について書いてみようと思います。
参考になれば幸いです。
“流行に乗っかる安心感”
みんなと同じような服を着たり、同じような音楽を聴いたり、
特に中高生の時なんか、その学校独自の流行はなかったでしょうか?
みんなと同じものを身につけると、そこに「共感」が生まれます。
共感が安心感につながる場合も多いようです。
(※よく言われる『人と違う事をすると、なんちゃら』などの表現は僕はあまり好きではありません。)
学生時代には、用意された流行に乗っかることが、
得策である場合が多いかもしれません。
“競争社会の罠”
でも、ひとたび社会にでてみると、
様子が違う事が多いのではないでしょうか。
サッカーで例えてみます。
「フォワードかっこいいし、人気だから、俺もフォワードに混じろう」
という人だらけになってしまったらどうなるでしょうか。
誰もゴールを守れません。
また、フォワードの競争率が上がって、
試合に出られる機会がめっきり減ってしまうかもしれません。
ここで逆に、
ゴールキーパーやディフェンダーを希望したとすると、どうでしょう。
ひょっとすると、毎試合出場はもちろん、
チームのヒーローになれるかもしれません。
これは、例えば、就職なんかにも言えると思いますし、
そのへんは、多少したたかな目を持ってもいいんじゃないかと思います。
いくら良い志と腕を持っていても、他にたくさん人員がいれば、
重宝されないですからね。
個人的には、日本のストリートライブが
なぜアコギの弾き語りばかりなのか、疑問です。
例えばギターを三味線に持ち替えるだけで、
独壇場になるはずなんですが・・・。
(※アコギ弾き語りが悪いとは決して思っていません。念のため。)
流行がダメというわけではありませんし、
流行だから避ける、というのも不自然です。
でも、選択肢が多彩な社会のほうが、
断然面白いし、機能すると思います。
僕はギターからマンドリンに持ち替えた
過去の自分に感謝したいと思います。
さて、あなたもマンドリンをはじめてみませんか?
P.S.
マンドリンクラブに新入生として入ったみなさん、
人数が多くてにぎやかなマンドリンもいいですが、
ひょっとすると、マンドラやマンドロンチェロの
パートに入るほうが、より充実した部活を演出できる
かもしれませんよ。