マンドリン解体新書 Vol.2
The 移弦 ~インサイド編~
(以下、内容を記載します。)
いつもチャンネルを御覧いただきありがとうございます。
前回は、アウトサイドの移弦について解説しました。
移弦の際に、ピックを少し浮かせて、移りたい弦の外側に回り込む動きがポイントでしたね。
さて、今回のテーマは、インサイドの移弦です。
文字通り、移りたい弦を内側から狙う動きになります。
とりあえず、今回の教材の楽譜を確認しましょう。
楽譜は、動画説明のリンクからダウンロードできます。
今回も、右手にクローズアップして見ていきます。
拍の頭からいきなり移弦がありますね。
これがインサイドの移弦です。
1弦をダウンで弾いたあと、1弦の上を越えて、2弦の内側からアップで振りぬきます。
1弦をダウンで弾いたあとの軌道に注目しましょう。
少しピックを上に浮かしてから、2弦へ向かっていますね。
数字の8の字の動きをイメージすると、コツが掴めるかもしれません。
2弦をアップでピッキングするときに、音が弱くならないようにしましょう。
アップピッキングのときに、しっかりと距離をとって振りぬくことがポイントです。
はい、初心者のかたは無理せず、ここまでの4小節だけを繰り返し練習してくださいね。
ここで厄介なポイントに来ました。1弦から3弦の移弦が登場します。
繰り返して見てみましょう。
こういう移弦の大移動をスキッピングと言います。
移弦の距離が大きくなるので、注意が必要です。
いつも肘の回転で弾いている人は、ほんの少し手首の横回転を使って、移動距離をかせいでも良いかもしれません。
あわてず、リズムが乱れないテンポで練習しましょう。
このあとは、右手は同じような動きになります。
インサイドの移弦は、アウトサイドの移弦に比べて苦手意識を持つ人が多いです。
難しく感じるかもしれませんが、みんな同じなので、不安に思う必要はありません。
前回と今回の教材にチャレンジしたかたは、アウトサイドとインサイド、どちらが課題かわかったと思います。
課題だと思うほうを、重点的に練習していきましょう。
そうすれば移弦が怖くなくなってきますよ。
はい、今回はインサイドの移弦がテーマでした。
次回は、ハイブリッド移弦について解説します。
最後までご視聴いただきありがとうございました!
ぜひチャンネル登録をおねがいします!