CMSA(アメリカマンドリン連盟)フェスについて(その2)

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CMSA(アメリカマンドリン連盟)フェスについて(その1)の続きです。

フェスの中身について触れる前にCMSAの説明をしておこうと思います。

 

そもそもCMSAとは?

そもそもCMSAは1986年に結成され、以来北アメリカ大陸のマンドリン文化を支えています。

現在の構成員は400名以上で、1987年以降、毎年フェスティバル(コンベンション)を開催しているとのこと。

現状のマンドリン文化の維持はもちろん、奨学制度などによる次世代奏者の育成にも努めています。

2011年のコンベンションにも高校生の素晴らしい奏者が奨学生として参加していました。

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上の写真は、2010年からはじまった “Mando for Kids” と呼ばれるプロジェクトの資料です。

組織として、子どもへのマンドリン教育を推進しようとしているようです。

 

年に一回のコンベンションとは?

Annual Convention、直訳すれば、「年に一回の総会」。

毎年、北米のどこかで、CMSAのコンベンションが開催されます。

コンベンションというとあまり馴染みがないという方は、代わりにフェスティバルという言葉を思い浮かべると良いかもしれません。

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Kzoが参加したのは2011年のボルティモアでのコンベンションでした。

前年はシアトル、2012年以降はミネアポリス、レジーナ(カナダ)、今年のポートランドと続きます。

内容は、大まかに次のようなものです。

 

①参加者による大合奏

②招聘奏者・音楽家によるワークショップ、セミナー

③プロ奏者によるコンサート

④独奏コンテスト(2012年以降は開催されていない模様)

⑤楽器メーカーや出版社の出展ブース

⑥参加者同士の交流・意見交換

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上の写真は合奏の練習風景です。

場所は、貸切ホテルの大集会場です。

わかりにくいかもしれませんが、ラウンドバックとフラットの割合が五分五分くらいです。

マンドラも、フラットマンドラ(テノールとは調弦が違うもの)が多かったです。

チェロも人数が少なく、ある程度ギターパートがカバーしていたと記憶します。

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↑Carlo Aonzo氏によるワークショップです。

Aonzo氏は、大阪国際マンドリンフェスティバル参加のため来日した直後だったためか、「草鞋(わらじ)」を履いていました。

他にもJoseph Brent氏や、Chris Acquavella氏がマンドリニストとして招聘されていました。

また、作曲や、音楽史のワークショップも並行して行われていて、参加者はどれを受講するか自由に選択できるようになっていました。

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楽器メーカー・卸によるブースも常設されていて、休憩時間などは人だかりができていました。

ホテル貸切という離れ業もさることながら、参加者の導線やスケジューリングも無駄がなく、とてもよく計画されている印象を受けました。

マンドリンが好きな人ならだれでも、暇を持て余す事なく楽しめる工夫が凝らされていました。

Playing Contest、要するに独奏コンペティションも同時開催され、有り難い事に1位をいただくことができました。

(Playing Contestについては、残念ながら、2012年以降は開催されていないようです。)

 

CMSAに習うこと

見事なコンベンションの運営もさることながら、CMSAのウェブサイトも内容が充実しています。

以下のようなメニューが並んでいます。

 

[ All About Us ]  CMSAの紹介(沿革、構成員一覧、非営利団体としての決算報告など)

[ News ]  Mandolin Journal(CMSA会報)のweb閲覧

[ Annual Convention ]  コンベンションの案内

[ Playing Classical Mandolin ]  マンドリンの歴史、はじめ方、演奏法、講師紹介、奨学・補助制度などについて

[ Orchestras & Groups ]  各地オーケストラ一覧、楽譜(会員限定)など

 

万遍なく色んな要素が網羅されています。

これからマンドリンをはじめようという人にとっても、マンドリンの団体に入ろうかと考えている人にとっても、マンドリンの腕を高めようと考える人にとっても、このCMSAのウェブサイトは正しく導いてくれるでしょう。

しかも、googleでmandolin orchestraと検索すると1ページ目に表示されます。

北米でのマンドリンの受け皿としては十分な働きをしていると思われます。

 

さて、日本語で検索した場合はどうでしょうか。

特に初心者の方が、求める情報を得られればよいのですが、現実はそうではないようです。

受け皿、入口としてのウェブ上の情報整備は、今後の課題の一つかもしれません。

 

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