『文具バーはとにかくすごかった』ということをどうか説明させてください。

昨日神戸で開催された一夜限りの文具BAR。
早速神戸新聞に記事が載っていました。
関西の文具メーカー3社でつくるK3さんの主催です。
うち、山本紙業さんのご紹介で今回マンドリンを演奏させてもらいました。
 

文具BAR?!なんですかそれは?

最初にお話をいただいた時には、全くどんなイベントなのか検討もつきませんでしたし、そもそもどういう方が集まるものかも想像できませんでした。
文具とバーのコラボ?
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でも、昨日実際に現場を見ると、それを理解することができました。
実際には文具とBARのコラボというより、以下の表現が正しいと思います。
BARという “語らいの場” で繰り広げられる “終わりなき文具談義” のイベント。
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そうです、お客さんの大半は、『文具ファン』なのです。
トークショーや新製品紹介プレゼンなど、非常に濃い内容だったにも関わらず・・・いや、その濃さに比例するように、お客さんは興味深く耳を傾けてらっしゃいました。
文具ファン・・・。いままでは全くの未知の世界でした。
 

自然とお世話になっている文具

考えてみれば、文具というものは、生活の中に自然に溶け込んでいるものです。
毎日、何かしらの文具を使います。
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また、文具は、コンピューターが主流になった現代だからこそ、そのアナログの魅力が見直されています。
演奏中にもお話しましたが、作曲する際の最初の段階は必ず『紙とペン』です!
ここでコンピューターを使ってしまうと、なぜかアイデアが面白くなくなっちゃうんですよね。
自分の脳から手、ペンという流れほどスムーズなものはありません。
余計なフィルターは要らない、ということかもしれません。
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(photo by 高見 亮
 

文具バーに見るニッチの強さ

この文具BAR、Yahoo!ニュースに掲載された瞬間から快進撃が始まり、わずか二日で予約が一杯になり、数十人のキャンセル待ちという状態になったそうです。
もちろん、大半は文具ファン。
自然と生活に馴染んでいる文具なので、何気なく見ている人が多いと思います。
一方で、文具をただの道具としてではなく、それ自体を愛してやまない文具ファンがいます。
きっと、一つ一つの文具にストーリーがあるのでしょう。
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一体どこにそんな世界が隠されていたでしょうか。
でも、こういうニッチ分野は他にもたくさんあるはずです。
マンドリンも一つの例かもしれません。
ただ、ひとつ文具が飛び抜けているのは、文具を知らない人はいない、ということでしょう。
文具自体の一般認知度が100%であることが文具BARの勝因の一つかもしれません。
(それはもちろん、文具業界のポテンシャルにも繋がるわけです。)
それでもやはり、共通点はあるので、今後のマンドリン広報活動の参考にしたいと思います。
 

文具バー、面白い試みをありがとう

いままで結びつかなかったところを結びつける楽しみ、というのを体現してくれた文具BAR。
Ustreamでも生配信されていたのですが、こんなありがたい出来事がありました。
「友達がUstreamで演奏見てたらしいんですけど、CD買って来てほしいってメールが来たんで、私の分と併せて二枚買っちゃいました!」
本当、すごい時代になったものです。
いろんなツールが手軽に使える時代、デジタルとアナログをうまく使い分けていく事の大切さを学びました。
ありがとう、文具BAR。
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(なぜか氷水に打たれる文具BAR店長)
 

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