プロに無償で仕事を頼むということ

プロに無償で仕事を頼むということ

“プロに無償で仕事を頼んではイケナイ!” 

こんな記事を最近よく見かけるようになりました。

 

無償の仕事も場合によっては有りですよ

このトピックについて、シンプルに考えたいと思います。

頼んだ側も頼まれた側も、両方が満足する結果になれば、それでいいんじゃないかと。

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でも、ここで、ある疑問が浮かぶと思います。

『プロの人が無償で仕事を頼まれて喜ぶことって、本当にあるの?』

 

答えは『あります』(もちろん条件付きで)

 

実際、僕自身もごくたまに無償で仕事を頼まれ、それを引き受ける事があります。

こちらは時間を費やし、技術を駆使します。

それに対して、金銭的な見返りはありません。

でも、最後は堅い握手で終わることが多いです。

 

満足は、お金だけから生まれるわけではありません。

それ以外の事で、満たされれば、無償でも問題ありません。

 

有償でないと頼めないのか。

個人的には、仕事を頼む側の方には、「無償でも頼める場合がある」という事を認識してほしいです。

もちろん、報酬があったほうが何事もスムーズですし、良識を持った方なら、まずは内容に見合った報酬を用意して頼むことを検討すると思います。

 

でも報酬を出したくても出せない、のっぴきならない事情があるという場合もあるでしょう。

例えば役所なんかでは、担当部署に予算科目の用意がないため、構造的な問題で報酬を出す事ができない、という事情もあるかもしれません。

 

その場合、何か他の対価を用意してから頼むと交渉の余地があると思います。

 

パターンA :  副次効果の仕掛けを用意する

『ごめん、今回お金は出せないんだ。でも、1万人に商品の宣伝するから!』

『ボランティアになっちゃうけど、物販でがんばってCD100枚売るよ!』

 

パターンB :  熱意、または社会的意義を伝える

『アフリカに井戸の掘り方を普及するプロジェクトなんだ!協力してくれないか?!』

『これが成功したら、この街が変わるんだ!!』

 

他にもパターンはあると思います。

実際には複数のパターンを組み合わせるのが良いでしょう。

頼んだからといって、必ず引き受けてくれるわけではありませんし、プロの立場としては、条件が合わなければ当然仕事を断ります。

総合的な条件のもと、お互いの合意があって、初めて仕事が成立するのです。

要するにお互いが満足できる条件をつくりだせばいいのです。

 

 

結局、当たり前の事

当然、仕事には対価が必要です。

頼む側も、それを理解していなければいけません。

対価を何も用意せずに頼むとすれば、 それは失礼なことかもしれません。

 

それがお金であれ、宣伝効果であれ、社会的意義であれ、精一杯の対価を用意して仕事を頼む。

頼まれた側は、用意された対価が妥当だと判断した場合、仕事を受ける。そうでなければ断る。

 

そして、その信頼関係が保たれたまま仕事が完了したなら、誰も損をしない結果に終わるのではないでしょうか。

 

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飽くまで個人的な見解です。

私自身、無償で仕事を引き受けた結果、想定報酬以上の副次効果を得られた事例をいくつか経験しているため、一つの解釈として書いております。

決して、無条件でプロにタダで仕事を頼んでも良い、という内容ではありません。

 

(2015/6/14 補筆)