※この記事は、本気で上達を目指す方、または生徒や後輩の上達を支援したい方へ向けたものです
上達のためには、まずは課題をちゃんと把握しないといけません。
でも、時には何がわるいのか、何が課題なのかわからないときってありますよね。
とにかく、今のままじゃダメだ。
でも、どこがダメなのか、よくわからない。
これは、そんな風に思っているあなたのための記事です。
あわてずゆっくり読んでくださいね。
まずはざっくり見てみよう
最初は大雑把にみると良いです。
課題は大体、次のどれかに分類されます。
- テクニック、スキルの課題
- 精神面の課題
- モチベーションの課題
さて、あなたの課題はどれでしょう?
すぐに答えを出さなくても大丈夫です。
ひとつずつ見ていきましょう。
テクニック、スキルの課題
テクニックは、最初に意識するポイントですね。
うまく出来ないのは、直接的には、身体が思ったとおりに動いていないからです。
もし、テクニックの課題だと感じたなら、ちょっとずつ深掘りしていきましょう。
(いきなり掘るんじゃなくて「ちょっとずつ」ですよ)
それは右手の問題ですか?
左手の問題ですか?
それとも右手と左手のタイミングが合わない問題ですか?
右手の問題だとしましょう。
もう少し具体的に言うとどういう問題ですか?
ピックがずれるという問題ですか?
それとも、ある一定のテンポになったときに上手く弾けなくなる問題ですか?
もしそうだとすると、問題のテンポはメトロノームの数字で言うといくつですか?
…という具合に少しずつ深く掘っていくのです。
そうすると、最終的には、次のような課題として浮き彫りになってきます。
課題例:
BPM120以上の時に右手が力みだして、ダウンピッキングに比べてアップピッキングが弱くなり、アップピッキングのタイミングも遅れるようになる
精神面の課題
続いて精神面です。
これはちょっとわかりにくくて、頑張りすぎちゃって視野が狭くなっていると気づかないことが多いです。
だからこそ、常に気に留めておいたほうが良いです。
例えば、こんな経験はないですか?
- 特定のセクションで、いつも気が張ってミスをする
- 今回もミスをするんじゃないかと思ってたらやっぱりミスをした
- ゆったりとした表現をしたいのに、緊張して思うようにいかない
これらは、表面的に技術面の課題にも思えますが、本質的には「精神面の課題」です。
「本当は出来るはずなのになぜ…」と思っていてもこの課題を放っておくと「もともと弾けない」という認識に変わってきます。
そうなる前に、課題を理解して先手を打ちましょう。
精神面では、もう一つ、集中力の課題もあると思います。
例えば、本番で10分以上連続になってくると、集中力が持たなかったりしませんか?
この集中力の課題にもちゃんと対策があります。
モチベーションの課題
最後は「モチベーション」です。
上達には練習が必要ですが、僕らは時々、練習のモチベーションを失います。
モチベーションが下がる理由、上がる理由を理解しておきましょう。
もし今、あなたのモチベーションが下がっているとしたら、それはなぜでしょう?
次のようなことに思い当たる節はありませんか?
- やらないといけないと思ってるけど、どうしても後回しになってしまう
- いっぱいありすぎて、どれから手をつければ良いのかわからない
- みちのりが途方もなくて、前に進んでるのかどうかわからない
- 上達しても誰もほめてくれないから
決して、あなたが悪いのではありません。
こんな状態ではだれでもモチベーションを失います。
モチベーションを上げるにはコツがあるのです。
次の記事でちゃんと説明するので、安心してください。
まずは課題を正しく認識しましょうね。
モチベーションがなぜ下がっているのか、考えてみましょう。
もし課題を他人から指摘されたら?
課題は他人から指摘されることもあります。
ありがたいことですが、「ちょっと厄介だなぁ」と思うこともありませんか?
ちゃんと自分の中で咀嚼できていない場合は、どう行動すれば良いかわからないですもんね。
指摘された課題も、自分が納得できるレベルまできっちり分解しましょうね。
それがわかっていない中で取り組んでも、あまり効果的な練習ができないことが多いです。
わからなかったら、指摘してくれた人に思い切って聞いちゃいましょう。
この記事のまとめ
今回は「課題を分解して正しく認識しよう」というものでした。
あなたの課題は、以下のうちどれだったでしょうか?
- テクニック、スキルの課題
- 精神面の課題
- モチベーションの課題
実際はいろんな課題が混じっていることが多いです。
一気に解決はできませんので、一つずつに分解しておきましょう!
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