ファン化を実現するためには、行動モデルを把握した上で「タイミングよく適切な商品(サービス)を提案」する必要があります。
例えば、ちょっと気になっているだけなのに、コアなファン向けのイベントに誘われたら、ちょっと困っちゃいますよね。
物事には順番というものがあります。
では具体的に、どのタイミングでどの商品を提案していけばよいのでしょうか?
これを考えるにあたって、当たり前のことですが、まずはお客さんのニーズを意識しましょう。
ニーズが高いとか低いとかの表現は聞いたことがあると思います。
でも実は、高い低いの軸だけでは、ニーズは把握できません。
ニーズを把握するには「広さ」と「深さ」の2軸を理解する必要があります。
ニーズの広さと深さ
ニーズが広いというのは、幅広い層(年齢、性別、趣味や生活スタイル)に響くということです。
ニーズが深いというのは、消費者の商品へのコダワリが強く、代替性が低いことを指します。
あなたの商品は?
あなたの商品のニーズは広いですか?狭いですか?
深いですか?浅いですか?
商品やサービスが複数ある場合は、それぞれの商品について考えてみましょう。
『広く届ける』からはじめよう
さて、前回考えた「ファン化の行動モデル」を思い出してください。
行動モデルのそれぞれの段階で、どういう商品やサービスを紹介していけば良いのでしょうか?
初期の「接触」「出逢い」のフェーズでは『広く浅いもの』を案内すると良いでしょう。
休日の街頭でのティッシュ配りを想像してください。
多種多様な人が行きかう街で、マニアックなサービスを案内するよりも、多くの人に響く商品を案内したほうが効果が高いです。
最初は『広く届ける』ための商品やサービスで消費者にアプローチしましょう。
その後、徐々に関係を築いていく中で『深く届ける』サービスも案内すると良いでしょう。
ここでの商品やサービスは、有料のものに限った話ではありません。
YouTubeの動画や無料で配布するものでも構いません。
行動モデルやシナリオを確認し、どのタイミング、どのタッチポイントで何をお届けするべきか、じっくり考えましょう!
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