上達の心理術② 〜課題の設定レベル〜

前回(楽器が巧くなる秘訣① 〜伸び悩み時期に〜)の続きです。
今回は楽しい楽しい課題の設定の仕方についてです。
課題と聞くとカラダが拒絶反応を示す人もいると思いますが、
自発的に上手に課題を設定すると、毎日が楽しくなります。
 

負荷と意欲は反比例ではない

まず、上達には練習が欠かせません。
そして、練習には負荷がつきものです。
筋トレと一緒です。
ですが、時にその負荷は、肉体的にも心理的にもプレッシャーとなり、
上達しようとする人の意欲を削いできます。
 
その結果・・・・、
 

負荷は高ければよいというものではない。
程よいレベルの課題を選ぶべきだ。
 

そう考える人が多くなります。
 
これは決して間違った考え方ではないと思います。
しかし、完璧に自分に合ったレベルの課題なんて、
一体誰が選んでくれるのでしょう。
自分でそれをできる人は、このブログなんて読む必要はないでしょうし。
そして、周りに的確な課題を与えてくれる人がいる確率も低いと思います。
下手をすると、勝手に妙な限界を設定されてしまって(つまり見くびられて)、
能力の幅が狭まっていることもあるかもしれません。
 
では、どうするか。
 

とりあえず高めの負荷をかけてみる

とにかく、自分の限界を超えた課題を設定しましょう。
どの程度限界を超えているかなんて、この際、置いておきましょう。
ここで大事なのは、
「これ、ほんとにできるのかなぁ・・・」
ではなく、
「これができたら面白いだろうなぁ!」
と思う事です。
やらされている、と思ったらその時点で損しています。
 
結果、できなくても、無問題です。
10個設定して1個でもできたら万々歳です。
できなくて当たり前の事ができたら、面白いじゃないか!
少なくとも、自分自身で天井を設ける必要はありません。
自由に伸びていきましょう!
 

僕の場合

僕自身のことを話すと、中学生の時にエレキギターを始めたとき、
初めてコピーしようと思ったギタリストが超絶技巧派のPaul Gilbertでした。
その当時はそれがどのくらい難しいものかはわからなかったのですが、
弾けるところだけ拾ってコピーしていく作業は楽しかったです。
(※もちろんほとんど弾けなかったですが)
マンドリンという楽器に替えてからも、
とんでもない曲にチャレンジしつづける癖は直らず、今に至ったというわけです。
その裏にはいつも「これが弾けたら面白いだろうなぁ!」という心理があります。
チャレンジする曲が難しければ難しいほど、
弾けた時には面白い事になるということが予測できます。
だから難しい曲に直面するとワクワクするのです。
(↑弾けない事が多いとしてもです!)
 
さぁみなさん、弾けたときのことを妄想しながら、
難曲にチャレンジしましょう!!
 
前回発表から二日で売り切れてしまったアレンジ代行ですが、
また5件限定で出します。
(と書こうと思ったらもう残り3件です・・・。)
5月末までのお試し特別価格です。
早いもの勝ち、First come, first served!です。
ちなみにご存知かもしれませんが、Premium Supporterの方には
20%割引のクーポンを用意しますので、
この際に加入していただいたほうがお得です。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました