はじめに(おことわり)
このカテゴリーでは、全くの初心者の方を対象に書いていきます。
演奏の仕方は人によって様々で、コレが正解というものはありません。
実際には人それぞれの骨格などの特徴に併せて見ていきたいところです。
でも、面と向かってではなく、こうやってブログで解説するわけですし、
それに、はじめのうちは、あまり選択肢が多いと迷うと思うので、
あえてオーソドックスなものに絞って紹介していきます。
マンドリンを手にいれる!
まずは、マンドリンの本体!
これがないと始まりません!!
マンドリンには大きくわけて二種類あり、
後ろの丸い「ラウンドバックマンドリン(マルマン)」と
後ろの平らな「フラットマンドリン(フラマン)」とがあります。
かなりざっくりと歴史的な経緯を説明すると、
イタリアで生まれたマルマンが、
海を越えてアメリカ大陸へ渡った結果、
色々あって後ろがフラマンになったようです。
僕はどちらかというとマルマンのほうを好んで弾いています。
フラマンの場合は、全国の楽器屋さんに置いてますが、
マルマンのほうは、専門店にご相談ください。
(斡旋などはできませんが、簡単な事であれば僕に相談していただいても結構です。)
マルマンを専門に扱っている専門店のリンクを貼っておきます。
アトリエテリー(津・名古屋)
フレット楽器オザキ(京都)
マルマンの初心者モデルは7〜8万円程ですが、
フラマンですと、比較的安価で手に入ります。
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マンドリンを弾くのに必要なもの
本体の他に、絶対に必要なものランキングを発表します!
①マンドリン用の弦
②ピック
③チューナー
④滑り止め
です!!
マンドリン弦に関しては後ろの平らな「フラットマンドリン」用のものと
後ろの丸い「ラウンドバックマンドリン(マルマン)」用のものがあります。
ですが、まぁ最初はこだわらず、こういうのでも良いかもしれません。
D’Adario ダダリオ マンドリン弦セット J73 Mandolin/Light |
ピックについては、昔はよく鼈甲のピックを使っていましたが、
何せ鼈甲は消耗が早く、値段も高価なので、
初めはエレキギターのピックで大丈夫です。
普通の楽器屋で100円くらいで売っています。
絶対音感が完璧な人でない限り、チューナーも必要ですね。
クリップ型のものが便利でしょう。
ヘッド(楽器の頭の部分)に取り付けて電源を入れて弦を弾くと、
アルファベットが出てきます。
アルファベットは今出ている音を表しています。
C=ド、D=レ、E=ミ、F=ファ、G=ソ、A=ラ、B=シです。
メーターが真ん中にくるように、ペグを回して音程を調整しましょう。
マンドリンは太いほうの弦から、ソレラミですので、
GG-DD-AA-EEに合わせます。
滑り止めも必要です。
100円ショップに行けば、ゴム製の滑り止めが売っています。
ただし夏場は気をつけましょう。稀に高温で溶ける事があります。
楽器をケースに入れる際は、楽器と滑り止めをくっつけないでおきましょう。
無くてもなんとかなるけど、あると便利なもの
①譜面台
②足台
③楽器クロス
④楽器クリーナー
譜面台は姿勢良く演奏する癖をつけるために、必須かもしれませんね。
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足台は、後述しますが、弾く時にマンドリンの位置を高くするのに使います。
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楽器クロス、クリーナーはギターやヴァイオリン用のものを買いましょう。
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クリーナーはエレキギターやピアノのものはダメです。
車用なんかはもってのほかです。
ものによってはマンドリンの塗装をダメにしてしまいます。
コメント
マンドリンを始めようと思い記事を拝見したところピックの持ち方がよく理解できました。次の2点についてお教えください。
① ピックを固定するために親指と人差し指で強く挟んだほうがいいでしょうか?
② ピックを弦に当てるとき、弦とピックが平行になるように当てるのでしょうか?、
ピックを少し斜めになるように当てると、トレモロが滑らかになりますが、それはよ くないでしょうか?
よろしくお願いします。
ピックの握り加減ですが、ピックが弦にあたる瞬間だけしっかり握り、それ以外は最低限の力しか加えない、というのが理想です。
マンドリンはトレモロをする都合上、一定の力を加え、あとはそのまま上下にピックを動かすという考え方が一般的ですが、ピックが弦にあたっていない瞬間は絶対に力を抜くべきです。
次に、ピックと弦を平行に当てるべきかどうか。
ピック角度で変化するのは、弾き心地の問題もありますが、一番重要なのは音色です。
一般に、斜めにすると音色は暖かく丸い音、平行にすると明るく鋭い音になります。
僕はどちらも出せたほうがよいと考えます。
そのためには、まず平行の感覚を定着させることです。
以上が持論となります。
言葉だけでは判断できないところもあるかと思いますが、参考にしていただければ幸いです。