演奏中に失敗した・・・。
なんて経験は誰にでもありますよね。
もちろん僕も失敗します。
その度に考えるんです。
失敗したのはなぜか、と。
冷静に考えると、その多くの場合は、集中力不足によるものなんです。
集中力が足りないということ
「今日の晩ごはんは何にしようかな」等、演奏以外の事を考えていた場合は、もちろん集中力が足りなかったということになりますね。
実は、人前で緊張して上手く弾けない、というのも集中力不足の一種です。(※一部の特殊な場合を除きます)
それから「失敗したらどうしよう」と不安に思っている場合も、集中力が足りないと言えます。
とにかく、自分の頭を”今”の演奏だけに集中させなければなりません。
たとえ失敗しても、終わったことを考えるのではなく、今の演奏を最高の状態に仕上げることに専念しなければならないのです。
集中力を鍛える方法
・・・で、最近ある事に気づいたのです。
”練習で、集中力は養える ”
「何を今さら・・・」なんて声が聞こえてきそうです。
そのとおり、当たり前のことです。
ですが、もう少し具体的に考えてみましょう。
練習の時に集中していますか?
集中して練習したことが全くないという方はいないと思います。
では、具体的にどのように集中しているでしょうか。
30分集中して5分休憩するという人もいるでしょうし、3分で一気に弾きこむという方もいらっしゃるかもしれません。
色んな練習があって良いと思います。
集中力の持続時間から逆算する
ここで着目したいのは、大事なときに集中力をどれくらい持続させたいか、ということ。
それによって、普段の練習時間を決めれば良いのです。
例えば、本番ステージの時間が15分用意されているとすれば、余裕を見て1回あたり20分以上の濃密な集中練習を積む必要があります。
本番が40分の場合は、集中して練習する時間を毎回1時間以上作らないといけません。
ですが、最初は集中力を長時間持続させるのが難しいかもしれません。
その場合は、一回の集中練習時間を10分、15分、20分・・・と回数を重ねる度に徐々に延ばしていくなどの工夫をすると良いでしょう。
ちょうどマラソンランナーがフルマラソンに向けて、10km、20kmと距離を延ばしていく事に似ています。
まとまった時間がとれない方へ
でも、そもそも練習にまとまった時間がとれない、という方もいるでしょう。
そういう方は、楽器を弾く事以外、例えば勉強や仕事、家事などで同じように集中する時間を作ればよいと思います。
勉強や仕事で養われた集中力は、楽器を弾くときにも使えます。
逆に、勉強や仕事をダラダラする癖がつくと、楽器を弾くときも集中力が欠ける傾向になるかもしれないので、気をつけましょう。
・・・というか、僕も気をつけなければ(笑)
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