成長の鍵はアンテナ感度よりも代入力。

成長したいのならアンテナを広く張るべきだ。

このような台詞をよく聞きます。

積極的にいろんな情報・体験を取り入れることで、新しい発見が得られる可能性が高くなる、というものですね。

僕自身、小さい頃に親や先生から言われたこともあります。

また、他人との話の中で自分でも口にしたことがあると思います。

 

でも、最近思うのですが、この言葉には足りない部分があると思うのです。

確かにアンテナを広く張ることは大事です。

でも、情報を取り込むだけでは、外部への効果が生まれません。

手に入れた情報や体験を元に、何かを産み出したり、意識して何かに活かしていかなければなりません。

「インプットとアウトプットのバランスが大事」という事にも繋がる話ですね。

 

興味を持つだけでは足りないのではないか。

色んなことに興味を持つ事はすばらしいことだと思います。

でも、せっかく興味を持つのなら、何かに活かしたいですね。

ひょっとしたら全く関係のない事に応用できるかもしれません。

 

例えば、僕は先日「文具BAR」という面白い企画に参加させていただきました。

小さな頃から誰の身の回りにも存在する文具というものが、BARという大人の社交場とコラボレーション。

その結果、期待以上の化学反応が起きたわけです。

 

このコラボ自体は僕の音楽活動とは直接関係のない話ですが、企画の手法として学ぶ事がたくさんありました。

僕は現場にいながらにして「この企画アイデアをマンドリンに応用すれば・・・」と考えていました。

しかし、こんな創造的な企画も、学生時代に体験していたとすれば、「あぁなんだか面白いイベントだなぁ」だけで終わっていたかもしれません。

当時の僕には、その本質を抜き出して他の事に応用する意識がなかったからです。

 

アンテナ感度より代入力!

面白いものを見て体験することは、行動力と時間さえあればいくらでもできます。

でも、せっかく興味深い体験をしたのであれば、ただ外から見るだけではなく、その本質を自分のフィールドに持ち帰って試してみたいものです。

ジャンルが全く違うものでも、意外と本質は同じだったりします。

 

『本質を見抜いて自分のフィールドに代入する力』こそが、アウトプットの鍵ではないかと思います。

アンテナ感度も大事ですが、僕なんかは情報量が多すぎると頭がパンクします。

無理をして関心を持とうとしても、そこで湧き出る興味も、その質も大したものにはならないことが多いと思います。

それよりも、限られた質の高いチャンスを逃さずに、その本質を捉えて吸収・実践したいと思います。

 

さて、次は何をしようか。

 

 

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