マンドリンって一体何なの?
マンドリンはイタリア生まれの弦楽器です。
イタリアらしい気品が漂うオシャレな楽器です。
弦の数は8本ですが、2本ずつ同じ弦が張られているので、実質4本とも言えます。
大きさは大体ウクレレと同じくらいですが、丸い形が特徴的ですね。
実はボディの背面も丸くなっています。
丸くなっている部分は、曲げた細長い板を貼り合わせて作っているんです。
すごく手が込んでますね…。
マンドリンは1本1本ハンドメイドで作られることが多く、職人さんのこだわりを感じます。
マンドリンは一体どんな音がするの?
マンドリンは金属製の弦をピックで弾きます。
弾き方はギターとよく似ていますが、音はギターとちょっと違いますね。
可憐な音色で、メロディが印象的に響きますね。
クラシックもポピュラーソングも演奏できます。
https://youtu.be/wG8r3sNe9YQ
初心者でも弾きやすい?
マンドリンはフレット(自動的に音程がとれる仕組み)があるので、音感に自信がなくても大丈夫です。
また、ピアノのように、左右で違うメロディを弾いたりすることもありません。
弦楽器の中でもシンプルな弾き方ですので、安心して始められます。
マンドリンには大きさの種類があるって本当?
バイオリンの仲間に、ビオラやチェロがあるのと同じように、マンドリンにも大きさの種類があります。
マンドリンと言えば小さな楽器、というイメージをお持ちの方も多いでしょうが、実はマンドリンには大型のものもあります。
- マンドリン – 約60cm
- マンドラテノール – 約70cm
- マンドロンチェロ – 約100cm
- マンドローネ – 約140cm
マンドロンチェロは大きめのギターくらい…
マンドローネになると、なんと140cm、小学生の身長くらいになっちゃいます。
大きくなればなるほど、当然音にも迫力が出てきます。
あなたはどのサイズの音がお好みですか?
みんなで演奏を楽しむにはマンドリンがピッタリ!
マンドリンには色んな大きさの種類があります。
実はマンドリンはオーケストラを組むことが出来ます!
マンドリン、マンドラテノール、マンドロンチェロなどにギターとコントラバスを加えた編成のオーケストラが一般的です。
オーケストラの人数は、30~40人のことが多いですが、大きいオーケストラでは100人以上になることもあります。
マンドリンオーケストラの音は是非一度聴いてみてください。
細かい音の波が、心地よく頭と心を刺激してくれます。
自分がその場にいたらどんな感じか、想像しながら聴いてみてください。
マンドリンは西洋音楽の普及に役立ったってほんと?
マンドリンは、19世紀、ヨーロッパのイタリアで生まれました。
日本で本格的にマンドリンが流行しだしたのは1920年代だと言われています。
ところで、西洋のクラシック音楽の代表的な弦楽器と言えば、バイオリンですよね?
明治時代、新しい西洋の音楽を学ぶ上で、バイオリンは重要な存在でした。
でもそんなバイオリンにも弱点があったのです。
音程をとるのが難しく、当時の日本人に普及するにはハードルが高かったのです。
その点、マンドリンはバイオリンと同じ音程なのに、フレットがついているので、初心者でも正確な音程をとることができます。
そのため、明治期、マンドリンは日本の西洋音楽普及にとても役立ったのです。
今の日本の音楽文化の背景にはマンドリンの活躍があったのですね。
マンドリンを始めてみたくなったら?
マンドリンはイタリア生まれの楽器ですが、世界で一番演奏している人が多いのは日本なんです!
マンドリンの可憐な音色や演奏スタイルが、日本人の琴線に触れるのかもしれませんね。
そんなマンドリンを始めてみたくなったら、次のことを参考にしてください。
学生の方へ
大学や高校、中学にマンドリンクラブがある場合があります。
まずは、今通っている大学・学校、進学しようと思っている大学などにマンドリンクラブがあるか調べてみましょう。
このリンク集から探すか、「学校名+マンドリン」で検索してみましょう。
『マンドリン全国リンク集』を見る
学校・大学のマンドリンクラブに入れば、楽器を借りたり、弾き方なども教わったりすることができるから安心です。
もし、マンドリンクラブがなかった場合は、次の「それ以外の方へ」を参考にしてください。
それ以外の方へ
社会人や主婦の方、通っている学校にマンドリンクラブがない方は、最寄りのマンドリン専門店に相談しましょう。
マンドリンは一般の楽器店でも取り扱っていることもありますが、できれば専門店のほうが良いでしょう。
マンドリンがレンタルできるお店もありますし、あなたにピッタリな先生も紹介してくれます。
それ以外にも、マンドリン専門店では、マンドリンのいろんな情報が手に入ります。
マンドリン専門店を探す
コメント