初のカバーアルバム『MEME』に込めた真の想い

 

大変お待たせしました。

過去2作、『Moon Rabbit』、『BLUE』に続くニューアルバム、ついにリリースにこぎ着ける事ができました。

手前味噌にはなりますが、この『MEME』へ込めた想い、情熱を以下に紹介させていただきたいと思います。

 

 

以前からご要望の多かったカバーアルバム・・・。

選曲に当たっては、勝手ながら、この上なく個人的な趣味で構成させていただきました。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、僕は小さい頃から少しレトロな音楽が好きでした。

兄達の影響でビートルズにのめり込み、その後、70年代音楽に没頭。

成長とともに80年代音楽、90年代音楽へと守備範囲を拡げましたが、いつも流行の音楽よりも、時の経過が証明した名曲を聴いてきました。

(※念のため断っておきますが、決して流行曲を否定するわけではありません)

 

今回選んだ曲は全て、”僕の中のDNAに刷り込まれているもの”、もしくは、”自分の身体の中を当たり前のように流れているもの” です。

いわば、石橋敬三という人間の主要成分です。

この14曲が無ければ、当然、今の僕は存在しません。

 

 

かつて、楽器と言えば実家にあったアップライトピアノしか知らなかった頃、ジョージ・ハリスンのギターのチョーキングに衝撃を覚え、それをピアノで再現しようとしました。

ペダルの踏み方を工夫したり、鍵盤の押さえ方を変えてみたりしましたが、当然できるはずもありません。

誰に聞いてもはっきりとした答えはわからず3年が経過しました。

そして中学生になり、兄のエレキギターでこっそり遊んでいた時の事です。

僕は、偶然チョーキングに成功したのです。

誰から教わったものでもなく、自分でチョーキングを発明した、と言えます。(飽くまでも自分の中での話ですが。)

その時の感動は、僕の人生の方向性を決定するほどのものでした。

 

 

『MEME』には、その時の感動が詰まっています。

 

 

– 過去2作をお聴きになったことがある方へ。

『MEME』は、僕から生み出される全ての音楽のルーツです。

そのルーツを表現するため、敢えてフルカバーアルバムにしました。

順序は逆になってしまいますが、全3作を聴き比べれば、面白い体験をしていただけると思います。

 

 

– まだ前作、前々作をお聴きになっていない方へ。

『MEME』は、僕の原点の再現であり、全ての活動の原動力です。

石橋敬三という人間を知っていただくのに、これほど分かりやすい表現は無いと思っております。

まずは1枚、お手にとっていただければ幸いです。

 

 

人生の道のりは、誰にとっても平坦なものではありません。

ご存知ない方もいらっしゃるとは思いますが、かつて僕は一度演奏家の道をあきらめ、前衛作曲家を志した時期もありました。

全ては、他の人には創る事のできない『夢』を提供するためです。

 

可能性がゼロではない限り、未開の地を切り拓きたい、という思いはいつも同じです。

夢を実現するためには、途中に立ちはだかる大きな壁をノボルか、壊さなくてはなりません。

かつての僕は、たった一人孤独にその壁に立ち向かおうとしていました。

 

しかし、今は違います。

各地のサポーター様に支えられ、また背中を押されている事を実感しています。

今後も表現の手段を増やし、皆様と様々な形で『夢』を共有したいと思います。

是非全国のライブ会場でもお会いできれば幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

石橋敬三

 

 

【同時発表、オリジナル曲について】

今回オリジナル曲は収録しませんでしたが、『MEME』初回出荷CDにはオリジナル曲のダウンロードコードが付いています。

未発表音源3曲(予定)のうちランダムで1曲がダウンロードできます。

また、プレミアムサポーターには3曲とも公開させていただく予定です。

 

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