過去の自分のツイートを掘り返して再考するシリーズ。
今日のネタはこれです。
『力を抜く』が、わからない。
昔から、マンドリンの先生からも先輩からも『手首を柔らかくしろ』と言われてきました。
手首を柔らかくすると、自由な動きが可能になって、音色にも変化が生まれることは簡単に想像できました。
でも、学生の僕は『手首を柔らかくする』という方法論に、いまいちピンと来ていませんでした。
なぜピンと来なかったか。
要は、手首が柔らかい=ふにゃふにゃ⇒しっかり弦をはじけるわけがない、という思い込みが頭の中にあったのでしょう。
豆腐で釘が打てるものか、というやつです。
その当時は、柔らかい=弱い、と思っていたのです。
しかし、後にある文献に出会い、手首の「柔らかさ/硬さ」と「強さ/弱さ」は別ものだと理解するようになりました。
『力を入れる』という意識へ
それまでは『力を抜こう』と意識してきましたが、その考えを次のように改めました。
『必要な箇所に 必要なだけの力をいれる』
力を抜くのではなく、力を入れることに意識を集中したのです。
この意識を持つことで、より自然に手首と付き合うことができるようになりました。
ちょうどアメリカに渡った頃だったと思います。
僕にとって、これに気づいた事は大きな転機だったと思います。
また、肘・手首・指関節を別々の動力として認識し、それぞれを効果的に使う方法を考えるようになりました。
マンドリンの正しい煮詰め方の「1. 右手の動かし方の類型」をご参照ください。
ちなみに、しなやかで強い手首を手に入れるため、僕はある程度の訓練が必要だと思っています。
次回、その訓練について、実際に僕が行った方法をご紹介いたします。
次の記事『【やりすぎ禁物】手首を鍛える』
コメント