今日はキャッチコピーの話をします。

ミュージシャンとして、キャッチコピーの重要性に気づいて早10年、自分につけたコピーの変遷を振り返ってみる記事です。

キャッチコピーのプロではないので、「どう?このキャッチコピー良いでしょ?」なんて事を言う気は全くありません。

どのように考えてコピーを作ったのか、その過程を赤裸々に共有いたしますので、1ミリでも参考になれば嬉しいです。

 

◆「マンドリンの正しい煮詰め方」(2010~2012)

この頃はまだスマートフォンが今ほど普及しておらず、ネット上にマンドリン奏法について体系的にまとめられたサイトが皆無に近かったわけです。

そこで、一通りの弾き方を画像付きで解説するサイトを作りたいと思い、当時のブログに「マンドリンの正しい煮詰め方」というコピーを付けました。

コピーで伝えたかったことは、二つです。

①自分の信じる正しい弾き方を記すこと。
②自分のマンドリン奏法の進化の過程を共有すること。

これらを伝えるため、「正しい」「煮詰める」という2つのワードを選びました。

あえて意味深な構成にすることで、どういう意味なんだろう、と2度見してもらう狙いもありました。

結果はどうだったのか分かりませんが、ちょっと飽きてきたのと、2013年からセルフブランディングに力を入れはじめたこともあり、別のコピーに変更しちゃいました。

ちなみに、このコピーは、今でも奏法解説のページタイトルとして生き残ってます。
https://kzo.me/techniques/

 

◆「たった一本のマンドリンによる小さなオーケストラ。」(2013)

ファーストアルバムを出す時に考えた自身のキャッチコピーです。

この時に打ち出したコンセプトは、「マンドリン独奏で超難しいことやってるけど耳にはスーパーキャッチー」でした。

キャッチーで十分な音の拡がりのあるサウンド。それをあえて非効率な独奏で作り出す、というコンセプトを伝え、アンテナ感度の高めのリスナーの心にグサッと刺したかったわけです。

まぁ、あと1ヶ月考えればもっと良いコピーはあったのかもしれませんが、方向性としては合ってるかな、とは思います。

 

◆「ソロなのにバンド、ソロなのにアンサンブル。」(2013~2014)

次です。

セカンドアルバム「BLUE」を出したタイミングで「ソロなのにバンド、ソロなのにアンサンブル。」に変えましたね。

この頃、ライブではサンプラーを用いて1人アンサンブルをやり始めたので、その方向性に合ったキャッチコピーが必要だと思ったのです。

「なのに」という逆接を使ってみたかった、意外性をワンフレーズの中に閉じ込めたかった、という感じですね。

 

◆「石橋敬三と楽しむマンドリンの世界」(現在)

現在のホームページのキャッチコピーです。

はい、今までのものとは全然方向性ちがいますね。

ある意味「マンドリンの正しい煮詰め方」の方向性に近いかもしれません。

よりコミュニティ感、距離の近さを表現したかった。

でも近いうちこれも変更します。

今後5年の活動方向性がそろそろまとまりそうなので、それに合わせたコピーを考えようと思います。

 

 

まとめ キャッチコピーって大事

今後、キャッチコピーってもっと大事になってくると思うんです。

人間が受け取ることのできる情報は10年で600倍のペースで増えているそうです。

自分の発信した情報が、僕のことを全く知らない人に届くとしたら、「誰だこいつ?」ってなりますよね。

それに対して「どんな人間なのか」を端的に表現しないと、自分のことを認知してもらう機会を失うことになるでしょう。

現代人はもっともっと忙しくなる。

だから自分のことを認知してもらうときも効率が大事になります。

スパッと端的に自分を表現できる武器は一つでも多い方がよい。

そういうお話でした。

 

さて、次のキャッチコピー考えようかな。